鹿島、トップチーム初指揮の中後雅喜コーチが監督就任 クラブOB本山雅志氏、羽田憲司氏をコーチに招へい
鹿島アントラーズは9日、中後雅喜コーチが監督に就任し、クラブOBの本山雅志氏、羽田憲司氏をコーチに招へいしたことを発表した。
鹿島は6日にランコ・ポポヴィッチ監督と強化責任者である吉岡宗重取締役フットボールダイレクターの退任が決定。後任人事に注目が集めるなか、中後雅喜コーチが監督に就任した。
中後氏は現役時代、2005年から2008年まで鹿島に所属。その後、ジェフユナイテッド市原・千葉、セレッソ大阪を渡り歩き、東京ヴェルディで2017年に現役生活に幕を閉じた。引退後、東京ヴェルディのアカデミーコーチとして指導者キャリアをスタート。その後、ジュニアユースコーチ、ユースコーチ、ユース監督を経て、今季よりコーチとして、16年ぶりに古巣鹿島へ帰還していた。
中後氏は就任に際し、「まずはチームのために走る、戦うという、クラブが今まで大切にしてきた基礎を改めて徹底し、全員が同じ方向を向いて戦うために意識を合わせていきたいと思います。どんな状況でも勝利を目指し、一体感を発揮することがアントラーズの伝統であり、強みなので、自分たちにフォーカスしながら、ファン・サポーターの皆様とともに今シーズン残り6試合を勝利のために戦っていきます。応援、よろしくお願いします」と公式サイトでコメントしている。
また同時に、クラブOBでアカデミーのスカウトを務めていた本山雅志氏、同じくクラブOBでU-23日本代表コーチを務めていた羽田憲司氏がトップチームのコーチに就任することも併せて発表された。
本山氏はプロクラブでの指導者経験はなく、初の選手指導にあたることになる。一方、羽田氏は2016年から2019年にかけて鹿島でコーチを務めて以来のクラブ復帰となった。
就任に際し、両氏は以下のようにコメントを残している。
■本山雅志コーチコメント
「中後監督のサポートとともに、監督と選手の橋渡し役になることが求められるので、コーチとしての役割をしっかり果たせるよう頑張ります。アカデミースカウトと兼務にはなりますが、アントラーズの勝利に貢献するため、自分の持っているすべてを捧げたいと思います」
■羽田憲司コーチコメント
「今シーズンも残り6試合というタイミングですが、最後まで監督、選手を支え、クラブのため、勝利のために、全力を尽くします。アントラーズファミリー全員で戦いましょう」
【動画】本山雅志コーチの現役時代プレー集
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サッカーキング