鹿島、自力での3位以内消滅…中後体制4試合目で3度目のスコアレスドロー 指揮官「決めないと勝てない」
◆明治安田J1リーグ▽第29節(延期分) 京都0―0鹿島(17日・サンガスタジアム)
鹿島は京都と0―0で引き分け、自力での3位以内が消滅した。
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前節で一発退場処分を受けた今季13得点のFW鈴木優磨を欠く鹿島は、最前線にFW師岡柊生を配置し、MF名古新太郎をトップ下に置く布陣でスタート。前半は一進一退の攻防となったが、0―0のスコアレスで折り返した。
後半開始と同時にMF仲間隼斗に代えてFW田川亨介を投入。名古を左サイドに移し、師岡と田川の2トップで打開を試みた。しかし好機は多く作ったものの、相手GKの好セーブもあってネットを揺らすことはできず。左サイドバックと左MFをこなしたDF安西幸輝や途中出場のMFターレスらがゴールに迫ったものの、最後まで1点が遠かった。
これで中後雅喜監督の就任後は1勝3分けの戦績に。4戦でわずか1失点と守備はすっかり安定したが、3試合がスコアレスドローと攻撃の迫力不足が顕著だ。中後監督は「サッカーは得点を取ることが一番難しいが、決めないと勝てない」と悔やんだ。
順位は5位から変わらず、3位の町田とは勝ち点4差、4位のG大阪とは同1差。残り2試合で連勝しても、3位以内に与えられるアジア・チャンピオンズリーグ・エリートの出場権が確保できない可能性も出てきた。第37節はアウェーでC大阪、第38節はホームで町田と対戦する。
11/17 20:02
スポーツ報知