英2部のモンテネグロ代表FW、“噛みつき行為”で8試合の出場停止…FW大橋祐紀の同僚が被害

 プレストン(チャンピオンシップ/イングランド2部)に所属するモンテネグロ代表FWミルティン・オスマイッチが、8試合の出場停止処分を受けた。4日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 処分の発端となったのは、先月22日に行われたチャンピオンシップ第6節のブラックバーン戦。ランカシャーに本拠地を構える両チームによるダービーは、合計11枚のカードが提示される荒れた展開に。すると、プレストンが退場者を出しながらスコアレスで迎えた89分、日本代表FW大橋祐紀が所属するブラックバーンのオーウェン・ベックがレッドカードで退場となる。両チームの選手が一触即発となるなか、ベックは主審に対してオスマイッチから首元を噛まれたと主張していた。

 試合の翌日、イングランドサッカー協会(FA)はこの件について調査を実施すると発表。プレストンのスポーツディレクターを務めるピーター・リズデール氏は、「彼(オスマイッチ)はブラックバーンとの試合で相手選手に噛みついたというFAの告発を受け入れた」と選手側が“噛みつき行為”を認めたと説明した。

 そして今回、オスマイッチに1万5000ポンド(約300万円)の罰金と8試合の出場停止処分が科されることが決定。11月23日に行われるチャンピオンシップ第16節のダービー・カウンティ戦まで欠場することになった。なお、2013年には当時リヴァプールに所属していた元ウルグアイ代表FWルイス・スアレスも“噛みつき行為”を行い、10試合の出場停止処分を受けている。

ジャンルで探す