トッテナムが連勝達成! マンUは公式戦4試合未勝利に…毎熊晟矢はN・ウィリアムズと対峙【EL第2節結果一覧】

 2024-25シーズンのヨーロッパリーグ(EL)・リーグフェーズ第2節の全18試合が10月3日に各地で行われた。

 今節大きな注目を集めたのは、チャンピオンズリーグ(CL)優勝経験を持つポルトとマンチェスター・ユナイテッドの一戦だ。7分にラッシュフォードの得点でマンチェスター・ユナイテッドが先制すると、20分にはホイルンドが追加点をマーク。しかし、その後に3点を奪われポルトから逆転されてしまう。それでも、後半アディショナルタイムにハリー・マグワイアが劇的な同点弾を決め、3-3で試合は終了した。

 カラバフとの初戦を制して白星スタートを切ったトッテナムは、ハンガリーの“絶対王者”フェレンツヴァーロシュと激突。リーグ戦から大幅にメンバーを入れ替えた同クラブは、23分に混戦からパペ・マタル・サールがネットを揺らして先制する。86分には途中出場のブレナン・ジョンソンが大きな追加点を獲得。以降は1点を返されたものの、リードを守り切って2-1の勝利を収めた。

 2年前のファイナリストであるローマは、敵地でエルフスボリと対戦。イヴァン・ユリッチ新監督が就任してから公式戦無敗で今節を迎えたが、44分にPKで先制点を献上。後半には13本のシュートを放ったものの、最後まで同点には至らず。0-1で敗れ、EL未勝利が続いている。

 久保建英がベンチスタートとなったレアル・ソシエダは、本拠地『レアレ・アレーナ』でアンデルレヒトを迎え撃った。主力組を温存して臨んだ“ラ・レアル”は、開始早々の5分にパブロ・マリンが先制点を獲得。幸先よくリードを奪う。しかし、28分に追いつかれると、39分には逆転ゴールを被弾。後半頭から久保を含めた3枚替えを行い反撃に転じるが、そのまま1-2で敗れてEL2試合未勝利となった。

 町田浩樹が先発したユニオン・サン・ジロワーズ(ユニオンSG)は、ホームで昨季のノルウェー王者ボデ・グリムトと激突。前半は12本のシュートを放った一方、被シュートを3本に抑えるなど順調な試合運びを見せる。だが、最後までスコアが動かないままゲームは終了。ユニオンSGもEL未勝利の状態が続いている。

 毎熊晟矢が先発したAZは、アウェイでアスレティック・ビルバオと対戦。右サイドでニコ・ウィリアムズと対峙した毎熊は、終始スペイン代表アタッカーから苦しめられる展開に。チームも72分にイニャキ・ウィリアムズからゴールを決められると、85分には2点目を被弾。攻撃陣も沈黙し、0-2で今季EL初黒星を喫した。

 リーグフェーズ第2節の結果と順位表は以下の通り。

【リーグフェーズ第2節結果一覧】

■ラツィオ(イタリア) 4-1 ニース(フランス)
■スラヴィア・プラハ(チェコ) 1-1 アヤックス(オランダ)
■レアル・ソシエダ(スペイン) 1-2 アンデルレヒト(ベルギー)
■オリンピアコス(ギリシャ) 3-0 ブラガ(ポルトガル)
■マッカビ・テル・アビブ(イスラエル) 0-2 ミッティラン(デンマーク)
■フィレンツヴァーロシュ(ハンガリー) 1-2 トッテナム(イングランド)
■カラバフ(アゼルバイジャン) 1-2 マルメ(スウェーデン)
■ホッフェンハイム(ドイツ) 2-0 ディナモ・キエフ(ウクライナ)
■RFS(ラトビア) 2-2 ガラタサライ(トルコ)
■ポルト(ポルトガル) 3-3 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
■レンジャーズ(スコットランド) 1-4 リヨン(フランス)
■PAOKテッサロニキ(ギリシャ) 0-1 FCSB(ルーマニア)
■ヴィクトリア・プルゼニ(チェコ) 0-0 ルドゴレツ(ブルガリア) 
■ユニオン・サン・ジロワーズ(ベルギー) 0-0 ボデ・グリムト(ノルウェー)
■アスレティック・ビルバオ(スペイン) 2-0 AZ(オランダ)
■トゥウェンテ(オランダ) 1-1 フェネルバフチェ(ドイツ)
■ベシクタシュ(トルコ) 1-3 フランクフルト(ドイツ)
■エルフスボリ(スウェーデン) 1-0 ローマ(イタリア)

【リーグフェーズ第2節終了時点の順位表】

順位:チーム(勝ち点/得点/失点/得失点)
1位:ラツィオ(6/7/1/6)
2位:リヨン(6/6/1/5)
3位:トッテナム(6/5/1/4)
4位:FCSB(6/5/1/4)
5位:アンデルレヒト(6/4/2/2)
6位:アヤックス(4/5/1/4)
7位:フランクフルト(4/6/4/2)
8位:ガラタサライ(4/5/3/2)
9位:ミッティラン(4/3/1/2)
10位:スラヴィア・プラハ(4/3/1/2)
11位:アスレティック・ビルバオ(4/3/1/2)
12位:ホッフェンハイム(4/3/1/2)
13位:フェネルバフチェ(4/3/2/1)
14位:ボデ・グリムト(4/3/2/1)
15位:オリンピアコス(3/3/2/1)
16位:エルフスボリ(3/3/3/0)
17位:レンジャーズ(3/3/4/-1)
18位:AZ(3/3/4/-1)
19位:マルメ(3/2/3/-1)
20位:ブラガ(3/2/4/-2)
21位:マンチェスター・ユナイテッド(2/4/4/0)
22位:ヴィクトリア・プルゼニ(2/3/3/0)
23位:トゥウェンテ(2/2/2/0)
24位:ポルト(1/5/6/-1)
25位:レアル・ソシエダ(1/2/3/-1)
26位:ユニオン・サン・ジロワーズ(1/1/2/-1)
27位:ローマ(1/1/2/-1)
28位:ルドゴレツ(1/0/2/-2)
29位:RFS(1/3/6/-3)
30位:ニース(1/2/5/-3)
31位:フィレンツヴァーロシュ(0/2/4/-2)
32位:マッカビ・テル・アビブ(0/1/4/-3)
33位:PAOKテッサロニキ(0/1/4/-3)
34位:カラバフ:(0/1/5/-4)
35位:ディナモ・キエフ(0/0/5/-5)
36位:ベシクタシュ(0/1/7/-6)

【大会方式について】
 リーグフェーズは上位8チームがノックアウトステージに進出(ストレートイン)。9位から24位のチームはホーム&アウェイ形式の決勝トーナメントプレーオフへ回ることになる。ストレートインした8チームと決勝トーナメントプレーオフで勝利した8チームの計16チームで、ノックアウトステージが実施される。

 リーグフェーズ終了時点で勝ち点が並んだ場合、得失点差、得点数で多い方が上位となる。それでも決着がつかない場合、リーグフェーズで対戦した8チームが獲得した合計のポイント数(8チームの勝ち点合算)が多い方が上位となる。なお、従来はグループステージ3位のチームがカンファレンスリーグの出場権を得ていたが、新フォーマットでは下位大会に回ることなく、リーグフェーズ敗退となる。

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