死闘から中2日、ル・ノルマンの離脱…4失点大敗のシメオネ監督「目を背けたくなる。言い訳を探すのはやめよう」

ディエゴ・シメオネ

 アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が、2日のベンフィカ戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 チャンピオンズリーグ白星発進となったアトレティコ・マドリードは、2日に行われた第2節でベンフィカと対戦。直近の“マドリード・ダービー”で、CBロビン・ル・ノルマンがプロキャリアに影響を及ぼす可能性もあるほどのケガを負い、当面の戦線離脱が見込まれる中で迎えた同試合だったが、13分に先制点を献上したことを境に守備が崩壊。0-4の大敗を喫している。

 死闘となった“マドリード・ダービー”から中2日で臨んだベンフィカ戦。数名を入れ替えつつも、中心選手はそのままスタメン起用したシメオネ監督は「試合をうまくコントロールできなかった。彼らは、我々のミスに対して非常に強気で、そこを利用されたのだから、相手を称えなければならない。このチームはプレシーズンからとても良い仕事を継続してきたけど、今日は目を背けたくなるような内容だった。後半は、もはや試合どころではなかった」と吐露。続けて「言い訳を探すのはやめよう。良い試合ができなかったのは監督の責任だ。今日は交代もうまくいかなったし、誰にとっても悪い試合になってしまった。今は、日曜日に向けてエネルギーを取り戻さなければならない」とシーズンワーストだったと振り返った。

 またシメオネ監督は、先に述べた交代策にも言及。ハーフタイムにMFロドリゴ・デ・パウルとMFコケ、FWアントワーヌ・グリーズマンのセンターライン3名を下げたことについては「コケ、グリーズマン、デ・パウルの重要性は分かっている。ただあのときは、フレッシュさと空中戦での強さが欲しかった。結局、その後にPKとセットプレーで失点してしまったけど…」と明かした。

 さらに、ル・ノルマンの不在を嘆いた“チョロ”は「特別で、他とは違う選手がいる。今日は(ホセ・マリア・)ヒメネスが素晴らしいプレーを見せたけど、ル・ノルマンもそのひとり」と告白。その一方で、「ただ、たとえロビンが異なる能力で我々を救ってくれたとしても、それはすべてチームのものなんだ」とあくまでも守備は組織的なものであるとも強調している。

 レアル・ソシエダと対戦する次戦も中3日とタイトな日程が続くアトレティコ・マドリードだが、大敗を払拭する勝利で、代表ウィークによる中断期間に入れるのだろか。

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