森保一監督、前回のアジア最終予選からの“成長”を実感「日本サッカーはレベルアップしている」

森保一

 日本代表の森保一監督が4日、翌日に行われる『FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)』の前日会見に登壇。これから始まるアジアでの戦いに向けた決意などを語った。

 8大会連続の本大会出場を目指す日本代表は、アジア最終予選の初戦で中国代表と対戦する。直近の2大会では初戦を落とし、苦しいスタートを切った“サムライブルー”。森保監督は冒頭の挨拶で、「まずはアジア予選を確実に突破できるように一戦一戦、最善の準備をして全力を尽くすということ。高い目標を持ちつつも、目の前の一戦に最高の準備をして戦うこと。明日の試合での勝利を目指して今日できること、明日の試合までにできることしっかりやっていきたいと思います」と白星発進に向けた意気込みを口に。「サポーターの皆さんや応援してくだっている国民の皆さんも、アジアを勝ち抜くために共闘していただければ幸いです」とサポーターにメッセージを送っている。

 また、対戦相手の中国代表については、「非常に力のあるチーム」と評価しつつ、「自分たちがどう攻撃し、守備をしたらいいのかを全体で共有して、チーム戦術を共有する、そして個々の役割をできるだけ明確にすることを試合に向けてやっていかないといけないと思います」と念入りな準備の必要性を強調。続けて、「相手をもちろんリスペクトしないといけないですが、我々がしっかり一人ひとりコンディションを上げていく、チームとして最大限のコンディションを持ってパフォーマンスできるように準備していかないといけないと思っています」と語った。

 さらに、前回の最終予選から最も成長を感じるポイントについて、「間違いなく個の成長にあると思います」と主張しながら、「我々スタッフも選手たちから、そして世界との戦いの中で成長させてもらっていると思いますし、選手たちとやりとりをしながら日本サッカーの積み上げをしている違いがある」と選手との良好な関係性を説明。「過去から現在、未来に向けて日本サッカーに携わっている方々が、常に代表の勝利と日本サッカーの発展を描きながら携わってくれている」と多くの関係者による貢献を指摘し、「毎シーズン、毎シーズン、日本サッカーはレベルアップしている」と見解を示している。

 中国戦は5日の19時35分キックオフ予定。試合の模様はテレビ朝日系列で生中継されるほか、DAZNでのライブ配信も予定されている。

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