アトレティコが初白星！　ホーム開幕戦でジローナに3発完勝…ギャラガーが新天地デビュー

　ラ・リーガ第2節が25日に行われ、アトレティコ・マドリードとジローナが対戦した。

　昨シーズンの2位と4位による注目の対決が早くも第2節で実現。ホームのアトレティコ・マドリードは今夏に大型補強を敢行し、ロビン・ル・ノルマンやフリアン・アルバレス、コナー・ギャラガーらを獲得した。しかし、開幕節ではビジャレアルと2－2のドローに終わり、白星発進とはならず。対して、敵地に乗り込むジローナは今夏に主力が相次いで流出。開幕節ではベティスと引き分けており、こちらも今シーズン初白星を目指す。

　アトレティコ・マドリードは初先発のアルバレスが2分にシュートを放つなど積極的な入りを見せるも、その後はジローナの統率された守備を前になかなか決定機を作り出せず。時折サムエウ・リーノやロドリゴ・リケルメが果敢な仕掛けを見せるも、アルバレスやアントワーヌ・グリーズマンに良い形でボールを渡すことができない。対するジローナも大きなチャンスを作れぬまま試合が進んでいく。

　37分、ル・ノルマンが前線に蹴り込んだボールをアルバレスが猛然と追うと、目測を誤ったジローナのGKパウロ・ガッサニーガがボックス外でハンド。絶好の位置でFKを獲得すると、グリーズマンが低い弾道のシュートをゴール左下隅に沈め、アトレティコ・マドリードが先手を取った。40分過ぎにかけては1点ビハインドのジローナが攻勢を強めるも、アトレティコ・マドリードも粘り強い対応で得点を与えず。前半はこのまま1－0で終了した。

　後半開始早々の48分、自陣深くからのクリアボールをアルバレス、グリーズマンと繋ぎカウンター発動。ドリブルで持ち上がったマルコス・ジョレンテがボックス手前で右足を振り抜くと、強烈なシュートがネットを揺らし、リードを2点に広げた。貴重な追加点を奪ったアトレティコ・マドリードは58分にキャプテンのコケとともにギャラガーを投入。ギャラガーにとっては記念すべき新天地デビューとなった。

　反撃に出たいジローナはサイドを起点に相手ゴール前に迫るも、決定的なシュートを放つことができず。69分には右からのクロスのこぼれ球を繋ぎ、ボヤン・ミオフスキーがゴール前中央からシュートを放ったが、惜しくもGKヤン・オブラクの正面を突いた。75分過ぎにかけてはオープンな展開が増えるも、2－0というスコアのまま時計の針が進んでいく。

　90＋3分、アトレティコ・マドリードはカウンターからコケがダメ押しの1点を獲得。試合は3－0で終了し、アトレティコ・マドリードがホーム開幕戦を白星で飾った。次節、アトレティコ・マドリードは28日にエスパニョールと、ジローナは翌29日にオサスナといずれもホームで対戦する。

【スコア】
アトレティコ・マドリード　3－0　ジローナ

【得点者】
1－0　39分　アントワーヌ・グリーズマン（アトレティコ・マドリード）
2－0　48分　マルコス・ジョレンテ（アトレティコ・マドリード）
3－0　90＋3分　コケ（アトレティコ・マドリード）