大型補強も開幕白星ならず…シメオネ監督「良い試合ができたと思うが、改善点もある」

ディエゴ・シメオネ

 アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が、19日のビジャレアル戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 シメオネ政権13年目となる新シーズンを前に、“ビッグサマー”が到来したアトレティコ。CBロビン・ル・ノルマン、FWアレクサンダー・セルロート、FWフリアン・アルバレスとトップクラスの選手を続々と獲得し、4年ぶりのラ・リーガ優勝に大きな期待がかかる中、19日に行われた開幕節でビジャレアルと対戦。が、試合は2度追いかける展開となり、MFマルコス・ジョレンテとセルロートがそれぞれ同点ゴールを決めたものの、2-2の引き分けに終わっている。

 試合後、開幕白星を逃したシメオネ監督は「難しい試合。シーズンの開幕節は、いつもそうなるようにね。やりたいことが明確なライバルが相手だったのもあるだろう」としつつ、「良い試合ができたと思うが、局面局面で改善しなければならない部分もある。相手の手数をかけない攻撃に2失点を許してしまった」と振り返った。

 また指揮官は、新戦力にも言及。ル・ノルマンとセルロートをスタメンで起用すると、後者は1ゴールを記録。終盤には、アルバレスもピッチに送った“チョロ”は「それぞれが期待に応えてくれた。ル・ノルマンは実直なディフェンダーでありつつ、激しく…セルロートはゴールに近い存在。フリアンは、これからプレーするシステムに慣れていくだろう。彼の持っているものを伸ばすことができればと思っている」と所感。続けて「セルロートをハーフタイムで交代した理由? 本人も、あまりゲームに入れていなかったことを理解していたし、(アンヘル・)コレアがチームに必要なものをもっと与えてくれると思ったからね」と戦術的な意図を明かしている。

 アトレティコの次戦は25日、『シビタス・メトロポリターノ』にジローナを迎え入れるが、昨シーズンに3位を譲った相手から勝ち点3を奪うことができるのだろうか。

【ハイライト】開幕白星を逃したアトレティコ

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