ラ・マシア産の“未完の逸材“も積極起用! 開幕戦白星のフリック新監督「勝利でスタートを切ることがとても重要」

ハンジ・フリック

 バルセロナを率いるハンジ・フリック監督が、17日のバレンシア戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 2024-25シーズンのラ・リーガが幕を開けると、ハンジ・フリック新監督の下で再出発を図るバルセロナは、第1節でバレンシアと対戦。敵地『メスタージャ』に乗り込んだブラウグラナは、前半終了間際に先制点を許したものの、すぐにFWロベルト・レヴァンドフスキのゴールでスコアを振り出しに戻した。さらに後半開始早々、同選手がPKを決めて逆転に成功。このまま2-1で逃げ切り、新体制におけるラ・リーガ初勝利を飾っている。

 試合後、白星発進となったフリック監督は「勝利でスタートを切ることがとても重要。前半はミスが多かったけど、後半は良くなっていた。ハーフタイム直前でのゴールが非常に大きかったよ」としつつ、「レヴァンドフスキは偉大なプロフェッショナル、大切な選手だ。我々はチームとして守り、攻撃するということを掲げている。彼は守備でも素晴らしい仕事をし、そして今日は2ゴールを決めた」と35歳の点取り屋の献身性を称賛した。

 また同試合では、17歳のMFマルク・ベルナルを筆頭に、Bチーム所属のカンテラーノを積極的に起用したフリック監督。世界最高峰の育成機関から輩出される“未完の逸材”について、同指揮官は「プレシーズンは簡単なものではなかった。代表活動していた選手もたくさん居たからね。ただ、ラ・マシアの選手たちはとてもよくやっていた。それは今日も」と告白。さらに「ラ・マシアの選手たちを心配していない。クオリティの高い彼らがいるのはいいこと。我々はまだ始まったばかり」と期待を寄せている。

 開幕連勝を目指すバルセロナの次戦は24日で、『モンジュイック』にアスレティック・ビルバオを迎える。

【ハイライト】新体制のバルセロナが開幕白星

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