J・フェリックスがチェルシーに電撃復帰? ギャラガーの取引の一部か…オモロディオンは破談

ジョアン・フェリックス

 アトレティコ・マドリードに所属するポルトガル代表FWジョアン・フェリックスが、チェルシーに移籍する可能性があるようだ。11日、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者らが報じた。

 チェルシーとアトレティコ・マドリードは、イングランド代表MFコナー・ギャラガーの移籍で大筋合意に至っているなか、その取引の一環として、J・フェリックスを含めることが協議されている模様。一方、ギャラガーとは別の取引でアトレティコ・マドリードからチェルシーへの加入が濃厚とされていたU-23スペイン代表FWサムエル・オモロディオンの移籍は、J・フェリックスにターゲットが変更となったことで破談になったようだ。

 アトレティコ・マドリードが最も恐れているのは、資金が捻出できずに、ギャラガー、およびマンチェスター・シティから加入予定のアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスの獲得がともに白紙となること。問題の解決に向けて、J・フェリックスの代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏の働きかけもあり、チェルシーとのクラブ間交渉が進められているようだ。

 現在24歳のJ・フェリックスは、2019年夏にアトレティコ・マドリードの史上最高額の移籍金1億2000万ユーロ(現在のレートで約193億円)でベンフィカから加入した。しかし、移籍金に見合う活躍を見せることができず、2022-23シーズン後半はチェルシーに期限付き移籍。同クラブでは公式戦20試合に出場して4ゴールを記録した。

 2023-24シーズンはバルセロナに期限付き移籍し、公式戦44試合の出場で10ゴール6アシストをマークした。本人はバルセロナでのプレー継続を希望していたものの実現せず、失意のままアトレティコ・マドリードに帰還。同クラブでの居場所はないと思われていたが、プレシーズンでは逆境をはねのけて結果を残しており、去就に注目が集まっている。

ジャンルで探す