首位撃破で”夏”無敗維持! 決勝点アシストの湘南MF田中聡「もっと上位に入り込みたい」

 明治安田J1リーグ第26節が11日に行われ、FC町田ゼルビア湘南ベルマーレが対戦。池田昌生のゴールを守り切った湘南が1-0で勝利した。

 アンカーでフル出場した湘南MF田中聡は池田の得点を鋭い縦パスでアシスト。「昌生くんが冷静に決めてくれたので良かったです」と、得点者を称え、「(山口智)監督からどんどんロングシュートや差し込み(のパス)をと、すごく言われていたので、今日は体現できたと思うので、より質を上げていければ、もっと得点も増えると思います」と、手応えを口にした。

 前半は「自分たちのやりたいこともできなかった」という町田ペースで進んだ中、後半の立ち上がりから一気呵成に先制点を奪い切った。「後半は監督からも自信を持ってやれと言われたので、その部分で選手も自信を持ってやれた結果だと思います」とチームとしての意識を統一できたと話す。

 意思統一の部分は山口監督も試合後の会見で、前節のアビスパ福岡戦で後半アディショナルタイムに追いつかれたことを反省として生かせたとコメントしたが、田中も「前回、最後に追いつかれて、本当に悔しかったので、また同じようなことは繰り返さないようにというのはみんなで喋っていました」と振り返る。

 湘南はこれで7月に入ってからリーグ戦5戦4勝1分。天皇杯も勝利しており、6戦負けなしと好調を維持して順位も暫定15位に浮上した。「まだ試合は続きますし、もっと上位に入り込んでいきたい」と力強く話す田中は、「今の内容もいいですし、やっているサッカーも悪くないと思うので。もっとゴール前の質や体を張るところをちゃんとやっていけば、どんどん順位を上げていけるかなと思います」と、暑い夏を走り切り、終盤戦に向けての上位進出を誓っている。

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