【ヤクルト】引退表明から4勝2敗 “青木ブースト”に高津臣吾監督「チームは元気になってる」

青木宣親

◆JERAセ・リーグ ヤクルト5―1広島(19日・神宮)

 ヤクルトが今季0勝3敗と苦手にしていた広島・床田を攻略した。

 1点を追う2回に山田哲人内野手の12号ソロで追いつくと、4回にも山田が勝ち越し犠飛。5回には代打・青木宣親外野手の左前安打を足がかりに、ドミンゴ・サンタナ外野手の14号3ランで一気に突き放した。

 試合後、高津臣吾監督は「昨日の九里、今日の床田は、ずっとやられてた投手。打撃コーチがいろいろ考えて、それがうまくいったと思う」と快勝劇を振り返った。

 5回の得点の起点になった青木は、1軍登録された前日に続いて代打で2戦連続安打。チームは2連勝で、青木が引退を表明した13日から4勝2敗と好調だ。レジェンドが生み出した上昇ムードに、指揮官は「みんな心のどこかにすごく寂しさを持ちながら、カラ元気かもしれないけど、非常にベンチで賑やかにやってますよ。ノリも元気に声出してますしね。打てばもっと元気になるし、こうしてチームが勝っている。非常にチーム自体元気になっていると思います」と、満足そうにほほ笑んだ。

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