山田楓、力尽くし先制点=存在感示す東京V―Jリーグ

後半、先制ゴールを決め、喜ぶ東京Vの山田楓=14日、プレド



東京Vは前半、札幌に攻め込まれた。しかし、ゴール前では強度の高い守備で得点を許さず、城福監督は「ゼロで抑えられたのが大きかった」。0―0で迎えた勝負の後半に2得点を奪い、今季初の3連勝をつかんだ。
序盤から相手にボールを持たれた。後半開始の時点で指揮官は、疲れているとみた山田楓と山見の交代を準備していた。
しかし、後半9分。その2人が躍動する。縦パスに山見が抜け出し、最後は山田楓が左足を振り抜いて均衡を破った。用意している交代選手が見えていたといい、「残り時間、やるべきことをやろうと思っていた」。力を尽くして決めた約5カ月ぶりのゴールに、胸を張った。
終盤にも1点を加え、残留争いに必死な札幌に力の差を見せた。これで6位浮上。16年ぶりにJ1に復帰した今季は、シーズン後半も調子を落とさず存在感を示している。山田楓は「いい流れできている。上位に絡んでいくためには良い1勝だった」と充実感たっぷりだった。



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