マンC、アルバレスのアトレティコ移籍で合意と報道 総額149億円はクラブ史上最高の売却額に

フリアン・アルバレス

 イギリスメディアの『スカイスポーツ』は6日、マンチェスター・シティが総額8100万ポンド(約149億円)で同クラブに所属するアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスのアトレティコ・マドリードへの移籍に合意したと報じた。

 現在24歳のアルバレスはリーベル・プレートの下部組織出身で、2018年にトップチームに昇格。2022年1月にはマンチェスター・シティと5年半の契約を締結し、リーベル・プレートへの半年間のレンタル移籍後にチームへと合流した。1年目から公式戦49試合出場17ゴール5アシストを挙げると、2年目となる2023-2024シーズンは公式戦54試合の出場で19ゴール13アシストをマークした。

 スペイン代表FWアルバロ・モラタがミランに完全移籍したアトレティコ・マドリードは、今夏の移籍市場で新たなストライカーの獲得を画策。3日にビジャレアルからノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートを移籍金総額4000万ユーロ(約64億円)で獲得したが、アルバレスの獲得も熱望していると伝えられていた。

 当初、アトレティコ・マドリードが用意した移籍金の額とマンチェスター・シティが求める金額に大きな隔たりがあると伝えられ、マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が「彼は我々の選手で、すぐにここに戻ってくる」と発言したことなどから、本移籍の成立は難しいとの見方があった。

 しかし今回、『スカイスポーツ』は「この24時間で動きが出た。アトレティコ・マドリードが6400万(約118億円)+ボーナス1700万ポンド(約31億万円)をマンチェスター・シティに支払うことで両クラブがアルバレスの移籍に合意した。これは、マンチェスター・シティ史上最高額の売却で、同クラブはアルバレスを1400万ポンド(約25億8000万円)でリーベル・プレートから獲得したことを考えると巨額の利益を得たことになる」と、ビッグディールが急展開で成立したことを説明した。

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