リヴァプール、F・カルヴァーリョへの獲得オファーを拒否か…サウサンプトンが約28億円を提示も評価額と隔たり

ファビオ・カルヴァーリョ

 プレミアリーグのリヴァプールは、U-21ポルトガル代表MFファビオ・カルヴァーリョにサウサンプトンから獲得オファーが届いたが拒否したようだ。4日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 現在21歳のF・カルヴァーリョは、9歳でベンフィカの下部組織に入団し家族のイングランド移住とともに2015年にフルアムのアカデミーへと加入した。2020年9月にはトップチームデビューを果たすと、2021-2022シーズンはチャンピオンシップ(イングランド2部)で36試合出場10ゴール8アシストを記録。クラブのリーグ優勝に大きく貢献し、イングランドプロサッカー選手協会(PFA)のリーグ年間ベストイレブンに選出された。2022年7月には名門リヴァプールに完全移籍で加入。2023-2024シーズン前半はライプツィヒ、後半はハル・シティにレンタル移籍した。

 多くのクラブからの関心が報じられるなど、イングランドで指折りの若手注目選手に成長したF・カルヴァーリョ。今夏のプレシーズンツアー中に行われたアーセナル戦とマンチェスター・ユナイテッド戦ではゴールを挙げ、新体制となったリヴァプールのレギュラー獲得に向け順調なスタートを切っている。

 そんななか、長年にわたりF・カルヴァーリョの獲得を狙っているとされるサウサンプトンが、リヴァプールに約1500万ポンド(約28億円)の獲得オファーを提示した模様。しかし、クラブが完全移籍を許容する評価額と大きな隔たりがあったことに加え、アルネ・スロット新監督が同選手の起用を想定しているため、オファーは拒否されてしまったようだ。

 一方、『BBC』はF・カルヴァーリョの起用方法について厳しい評価を展開。各大陸の国際大会に出場したコロンビア代表FWルイス・ディアス、ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス、オランダ代表FWコーディ・ガクポが長期休暇からチームに合流すると、F・カルヴァーリョのプレータイムは依然として限られる可能性があると主張している。

ジャンルで探す