富豪FWブライトバイテ、電撃退団の古巣エスパニョール買収か ブラジル1部でプレーしながら筆頭株主を目指す?

ブライトバイテ

 アメリカのビジネス誌『フォーブス』は4日、グレミオに所属するデンマーク代表FWマルティン・ブライトバイテが7月に電撃退団した古巣エスパニョールの経営権取得を目指していると報じた。

 現在33歳のブライトバイテは母国デンマークのエスビャウでプロキャリアを始めた後、トゥールーズやボルドーなどを経て、2019年冬にレガネスに加入。ラ・リーガ初挑戦ながら半年間で4得点7アシストを記録し、2020年2月にバルセロナへ移籍。在籍2年半でクラブ公式戦58試合に出場し10得点を挙げた。

 そして2022年夏に3年契約を締結したエスパニョールでは、チームはセグンダ降格の憂き目にあったものの、加入1年目からリーグ戦で10得点をマークすると、2年目の2023-24シーズンはリーグ戦22得点と大暴れ。セグンダ得点王に輝くとともに、1年でのラ・リーガ復帰の立役者となっていた。

 そんなブライトバイテは先月、エスパニョールのメディカルチェックに参加。公式SNSにもその様子が「ペリコ(エスパニョールサポーター)のみんな、おはよう! 僕は戻ってきた」という文面とともに投稿されていた。しかし、それから数時間後に同選手が契約解除条項を行使し、電撃的に退団が発表される異例の事態に。

 ブライトバイテはエスパニョール退団時に自身のSNSでサポーターに向け「これは僕にとって別れではない。僕たちは一緒に昇格を目指し、それを達成した。そして今度はクラブのために動くよ」とメッセージを残していた。

 その後フリーでグレミオに入団したブライトバイテだったが、今回、数週間前に電撃退団した古巣エスパニョールの筆頭株主になるべく動いていることが報じられた。

 なお、ブライトバイテは2017年に85万ドル(約1億2500万円)の投資から始めたアメリカの不動産事業で成功し、現在では1500件の不動産を保有し500件が現在建設中。ニューヨーク証券取引所(NYCE)上場企業の株式2億8700万ドル(約420億円)相当を保有し、レストランやアパレル事業でも利益を得ており、過去には『フォーブス』の高額所得サッカー選手ランキングに名を連ねたこともある。

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