新体制のバルサで輝きを取り戻したハフィーニャ…適応に苦しんだ日々を告白「退団を考えることもあった」

ハフィーニャ

 バルセロナに所属するブラジル代表FWハフィーニャが、同クラブへの適応に苦しんだ日々を回想した。3日、スペイン紙『アス』がスペインラジオ局『RAC1』でのコメントを伝えている。

 現在27歳のハフィーニャはスポルティングやレンヌを経て、2020年10月にリーズへ加入。在籍した2シーズンで公式戦67試合出場17ゴール12アシストという成績を残し、2022年7月にバルセロナへと完全移籍で加わった。1年目からリーグ戦36試合出場7ゴール7アシストをマークしてクラブのラ・リーガ制覇に貢献。2年目となる昨シーズンはスペイン代表FWラミン・ヤマルの台頭などを受け序列が低下したものの、リーグ戦28試合出場6ゴール9アシストの成績を残した。

 一時はクラブの退団候補と報じられながら、今季は新たに就任したハンジ・フリック監督の下で輝きを放つハフィーニャ。開幕から4試合を消化した時点で全試合にフル出場しており、前節バジャドリード戦ではキャリア初となるハットトリックを達成するなど、バルセロナの攻撃陣を牽引する活躍を見せている。

 しかし、現在に至るまでハフィーニャは苦しい日々を過ごしていたようだ。「退団を考えたことはあるかって?イエスさ。僕にとっても家族にとっても大変だった」と過去にはバルセロナ退団も頭をよぎっていたと告白。「クラブへの適応が難しかった。でも、個人的なレベルではそれほど難しくなかった。退団を考えることもあったけど、すぐに決意が固まったよ」と残留を選んだ経緯を明かした。

 また、「退団の噂を見るのは腹立たしいし、それは普通のことだ。毎日、あちこちに移籍の噂が流れるが、僕の頭はいつもここにある」と一部メディアによる報道へ苦言。続けて、「毎シーズン、前シーズン以上の結果を出して、自分が長年ここにいられることを証明しようと考えている。多くのオファーを受けてきたけれど、僕にとって一番いいのはバルサにいることなんだ」と語っている。

 さらに、今シーズンの目標については、「最低限の目標はチャンピオンズリーグで優勝すること。それしかない。バルサでプレーするということは、すべてのタイトルを獲得することが最大の目標だ」と力強く意気込みを示した。

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