クルード初出場&畠中復帰で激化するCB争い…横浜FM指揮官は嬉しい悲鳴「選考に悩むと思います」

『Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo』が3日に行われ、横浜F・マリノスとニューカッスルが対戦した。試合は34分にエウベルが先制ゴールを奪うと、後半立ち上がりの51分に天野純が追加点。横浜FMが2対0で勝利を収めた。横浜FMを率いるジョン・ハッチンソン暫定監督は「勝利はいつでも気持ちがいいですし、勝つことで自信にもなります。試合前に『チームとして個人として、これまでやってきたことをどれだけ見せることができるのか』と話して送り出しました。今日、一人ひとりが見せてくれたパフォーマンスは素晴らしかった」と選手たちを称えた。

 前半は今夏新加入のトーゴ代表MFジャン・クルードが、センターバックの一角で初出場。先制点の場面では西村拓真に鋭い縦パスを通し、エウベルのゴールを演出した。守備でも好プレーを見せ、ハッチンソン暫定監督も「まだ加入して2週間足らずです。その中で特徴のスピードを見せてくれたし、ハードワークをしてくれた」と称賛した。

 後半からは畠中槙之輔が5月3日のJ1第11節・ジュビロ磐田戦以来となるピッチへ。「公式戦により近い雰囲気とレベルの中、45分間できました。復帰に向けて、良い段階を踏むことができている」と畠中。ニューカッスルが誇るアタッカー陣とマッチアップを繰り広げ、完封勝利に貢献した。「要所要所のクオリティの高さやプレスに行って剥がされるシーンも何回かあったので悔しいです。相手はまだプレシーズンで体のキレという部分では結果にも出たと思いますけど、チャンスを掴んでゼロで終わることができて良かった」と振り返った。

現在11位の横浜FMは、2位の鹿島アントラーズ、首位に立つFC町田ゼルビアに勝利しリーグ戦2連勝中。勢いこのまま、後半戦でさらなる巻き返しを期す。復帰した畠中は「自分が出て活性化できたらと思います。たとえ全勝したとしても、優勝は難しいかもしれません。けど、優勝することを目標にやらないと無駄な時間になってしまう。結果にもこだわってやっていきたい」と意気込む。J1は来週7日(水)に再開し、横浜FMはホームで北海道コンサドーレ札幌と対戦する。ハッチンソン暫定監督は「今日これだけのパフォーマンスを見せてくれるので、選考に悩むと思います」と嬉しい悲鳴を上げた。

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