アーセナルの背番号10、MFスミス・ロウがフルアムへ移籍決定 「自分のキャリアにとって完璧なステップ」

スミス・ロウ

 フルアムが2日、アーセナルから元イングランド代表MFエミール・スミス・ロウを5年契約で獲得したとクラブ公式サイトで発表した。

 現在24歳のスミス・ロウはアーセナルの下部組織出身で、ライプツィヒやハダースフィールドへのレンタル移籍を経て、2020年8月に正式にトップチーム昇格を果たした。2021年7月には契約延長と10番への背番号変更が発表され、2021-2022シーズンは公式戦37試合出場11ゴール2アシストを記録。イングランド代表に初招集されるなど大きな期待を集めたが、以降は度重なる負傷に苦しみ、2023-2024シーズンは公式戦19試合出場1アシストにとどまっていた。

 スミス・ロウはクラブのインタビューで「プロジェクトについて聞き、監督と話をし、所属選手を見て、自分にとってエキサインティングなプロジェクトだと思った。自分のキャリアにとって完璧なステップだよ」と、移籍に関して前向きに語った。

 またクラブのディレクターを務めるトニー・カーン氏は「このような才能ある若手選手と契約できたことに興奮しています。そして、エミール(スミス・ロウ)がポルトガルでプレシーズンを過ごすチームに合流し、来たるシーズンに備えることを楽しみにしています。カモン、フルアム!」とスミス・ロウの加入を歓迎した。

 なお、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は自身のXで「移籍金2700万ポンド(約51億円)+追加オプション最大700万ポンド(約13億円)」でフルアムとアーセナルが基本合意に達したと説明している。

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