アーセナル、ソシエダMFメリーノ獲得へ本格始動?…選手側とはすでに接触か

ミケル・メリーノ

 アーセナルがレアル・ソシエダ所属のスペイン代表MFミケル・メリーノへの関心を強めているようだ。28日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 21シーズンぶりのプレミアリーグ制覇に向けて、今夏の移籍市場で戦力拡充に動いているアーセナル。ブレントフォードからレンタル加入していたスペイン代表GKダビド・ラヤの買い取りオプションを行使し、ボローニャから新進気鋭のイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリの獲得も決定的に。さらには中盤の補強にも動くと見られており、複数の選手がリストアップされている。

 以前から関心を寄せているのが、今夏のEURO2024でスペイン代表の3大会ぶり4度目の欧州制覇に貢献したメリーノ。ミケル・アルテタ監督が同選手の技術面とフィジカル面双方を高く評価していることから、多くの若手選手を獲得してきたアーセナルが近年の補強方針に反し、28歳のMFの獲得に乗り出す可能性があるようだ。メリーノとレアル・ソシエダの現行契約は2025年夏までとなっており、一部では2100万ポンド(約41億円)程度での獲得が可能とも報じられている。

 直近ではカラフィオーリ獲得に向けて注力していたアーセナルだが、メリーノ本人およびレアル・ソシエダとの本格的な交渉に向けた準備も整っているとのこと。すでに選手側とは良好な関係性を構築している模様で、獲得に向けてはレアル・ソシエダの要求額が鍵を握ることになりそうだ。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、イングランド代表MFエミール・スミス・ロウのフルアム移籍が完了すれば、アーセナルはメリーノ獲得に向けた動きをさらに強める可能性が高いという。

 メリーノはオサスナの下部組織出身で2014年夏にトップチーム昇格。その後、ドルトムントとニューカッスルを経て、2018年夏にレアル・ソシエダへ完全移籍で加入した。同クラブではここまで公式戦通算242試合に出場し、27ゴール30アシストをマークしている。

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