ローマ、ラ・リーガ得点王ドフビクの加入が濃厚に!…ジローナは約52億円を獲得か

アルテム・ドフビク

 ローマがジローナ所属のウクライナ代表FWアルテム・ドフビクの獲得に近づいているようだ。7月31日、イタリアメディア『スカイスポーツ』やスペイン紙『マルカ』が伝えている。

 現在27歳のドフビクは母国のFCドニプロやデンマークの名門ミッティランなどを経て、昨年夏にジローナへ完全移籍で加入した。2023-24シーズンは公式戦通算39試合に出場し24ゴール10アシストをマーク。ラ・リーガでは得点王に輝き、チームのトップ4入りと初のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献した。直近の活躍から多くのビッグクラブが獲得に興味を示し、今夏の去就には大きな注目が集まっている。

 アトレティコ・マドリードからの熱烈な関心が伝えられていたドフビクだが、新天地はセリエAとなる可能性が高いようだ。今回の報道によると、既に選手側と個人条件で合意に達していたローマが、ジローナとのクラブ間交渉でも合意に漕ぎ着けたとのこと。移籍金は最大4000万ユーロ(約65億円)程度になる見込みで、ドフビクの保有権の8割を占めるジローナが3200万ユーロ(約52億円)、2割を占めるミッティランが残りの金額を手にすることになるようだ。また、将来的な売却額の一部が受け取り可能となる売却条項も付随すると見られている。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、移籍成立が決定的となった際に用いる決まり文句「here we go!」とともに、ドフビクが移籍手続きの完了に向けて現地時間8月1日にローマへ渡航する予定だと指摘。なお、契約期間は2029年6月末までの5年間となる可能性が高いようだ。

 なお、ジローナが手にする見込みの3200万ユーロ(約52億円)だが、これは今夏にレヴァークーゼンへ移籍したスペイン代表MFアレイクス・ガルシアの2000万ユーロ(約32億円)を上回り、同クラブ史上最高売却額となるようだ。

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