ドルトムント、ジローナの躍進支えたDFヤン・コウトに関心…マンCとの交渉は大詰め?

ヤン・コウト

 ドルトムントがマンチェスター・シティ所属のブラジル代表DFヤン・コウトに関心を寄せているようだ。28日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在22歳のヤン・コウトは右サイドバック(SB)を主戦場とするプレーヤー。母国のコリチーバの下部組織出身で2020年1月にトップチームへ昇格すると、半年後にマンチェスター・シティへ完全移籍で加入した。2020-21シーズンはレンタル先のジローナで主力として活躍し、その後はベンフィカへの期限付き移籍も経験。2022年夏にジローナへ再レンタルされると、昨シーズンは公式戦39試合の出場で2ゴール10アシストをマークした。

 ジローナ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献し、昨年10月にブラジル代表デビューを果たすなど、飛躍の1年を過ごしたヤン・コウトはレンタル期間満了に伴いマンチェスター・シティへ復帰。同クラブでは未だ1度も公式戦に出場したことがないが、今夏に『エティハド・スタジアム』を離れる可能性が高まっているという。

 報道によると、SBの補強を目指すドルトムントがヤン・コウトに関心を寄せており、以前からクラブ間交渉を進めていたとのこと。選手本人はドルトムントへの移籍を希望しており、すでに個人合意が成立している模様。クラブ間での交渉は合意には至っていないが、すでに最終調整の段階にあるようだ。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、早ければ今週中にメディカルテストが実施される見込みと指摘。移籍金はアドオンを含めて2500万ユーロ(約42億円)程度だという。

 ジローナの躍進を支えた22歳はブンデスリーガでキャリアの新たな一歩を踏み出すことになるのだろうか。交渉の行方に注目が集まる。

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