モラタ退団から数日で“9番”確保へ…アトレティコ、ラ・リーガ得点王FWドフビク獲得が間近に!

アルテム・ドフビク

 アトレティコ・マドリードは、ジローナに所属するFWアルテム・ドフビクの獲得に迫っているようだ。23日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 急転直下の“9番”の退団劇からたった数日で、ピチーチ王がまもなく到着する。19日、現行契約に盛り込んでいた契約解除金満額(約1300万ユーロ/約22億円)をミランに支払われたため、FWアルバロ・モラタはアトレティコ・マドリードの選手ではなくなった。クラブ残留に傾いていたところから一転、ミゲル・アンヘル・ヒルCEOらに非公式な形で退団希望を伝えたこと以外は、ほとんどアクションを起こすことなく去っていくことに。2024-25シーズンに向けたチーム編成が固まりつつあっただけに、同選手が抜けたダメージは大きいかと思われた。

 だがアトレティコ・マドリードは、ジローナの躍進を担った“点取り屋”の獲得が間近に迫る段階にまできているようだ。『マルカ』によると、かねてよりFWアルテム・ドフビクに関心を寄せていたものの、モラタの退団を引き金に、獲得に乗り出したとのこと。ジローナが設定する契約解除金4000万ユーロ(約67億円)を下回る金額での合意を目指していた中、契約成立に漕ぎつけた模様。たった数日後の出来事だった。

 また、交渉を加速させた要因としては、選手本人の強い意思も大きかったという。『マルカ』は、ドフビクはジローナで成し遂げたことが歴史的偉業であることを理解しているとした上で、それでもスペインの“3強の一角”に座するアトレティコ・マドリードへのステップアップを望んでいると指摘している。

 自身初のラ・リーガに挑戦した2023-24シーズンは、リーグ得点王となる24得点を記録したドフビク。先のEURO2024にも出場した売り出し中の“9番”が、ピチーチの称号を引っ提げて、カタルーニャからマドリードへと向かっている。

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