カラフィオーリ移籍濃厚のボローニャ、ドルトムント退団のフンメルスと接触?

マッツ・フンメルス

 ボローニャはドルトムントを退団したドイツ代表DFマッツ・フンメルスの獲得に関心を示しているようだ。23日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在35歳のフンメルスは、バイエルンの下部組織で育ち、2007年5月にトップチームデビュー。2008年1月にドルトムントへ移籍すると、大黒柱として2010-11シーズンと11-12シーズンのブンデスリーガ連覇に導いた。2016年夏にバイエルンへ電撃復帰したものの、3年後にドルトムントへ帰還。2020-21シーズンのDFBポカール制覇や昨季のCL準優勝などに貢献した。

 しかし、契約満了を迎えたことで2023-24シーズン終了後にドルトムントを退団。実績十分な同選手を巡って争奪戦が勃発していることも報じられているなか、イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリがアーセナルへの移籍に近づいていることから、ボローニャがフンメルスの獲得に関心を示しているようだ。

 報道によると、ボローニャは以前から候補に挙がっているフンメルスと継続的に接触しており、同選手があらゆる選択肢を検討していることから、まだ契約成立には近づいていないものの、獲得に向けて話し合いを進めているという。

 なお、フンメルスはすでにアヤックスやサウジアラビアのクラブからのオファーを拒否している模様で、レヴァークーゼンからも関心が寄せられているが、同選手自身が古巣ドルトムントと対戦することを望んでいないことから、交渉は進展しにくいと考えられており、ボローニャ加入の可能性があることが指摘されている。

 ボローニャは2023-24シーズンのセリエAを5位で終えて、新シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。1964-65シーズンに前身大会のチャンピオンズカップ予選に1度だけ出場したことがある同クラブにとっては60年ぶりの大舞台に向けて、国際大会での経験が豊富なフンメルスを迎え入れたいようだが、果たして交渉は成立するのだろうか。

ジャンルで探す