現在は建設現場で働く“ミラクル・レスター”の象徴…ネットでの嘲笑に反論「これは自分の選択だ」

　かつてレスターなどで活躍した元イングランド代表MFダニー・ドリンクウォーター氏が、新たな仕事を嘲笑したネットユーザーに反論した。23日、イギリス紙『デイリー・スター』がSNSでのやり取りを伝えている。

　現在34歳のドリンクウォーター氏は、9歳でマンチェスター・ユナイテッドのアカデミーに入団した。トップチームデビューを果たせないまま、ハダースフィールド、カーディフ・シティ、ワトフォード、バーンズリーへとレンタル移籍し、2012年1月には完全移籍でレスターに加入。2013－2014シーズンにはクラブをチャンピオンシップ（イングランド2部）優勝に導くと、2015－2016シーズンにはレスターのプレミアリーグ初優勝に貢献した。しかし、その後に所属したチェルシーでは本来のパフォーマンスを発揮できず、複数クラブへのレンタル移籍を経験。チェルシー退団後は1年以上無所属が続き、2023年10月に33歳で現役を引退した。

　無所属の期間中にはレストラン事業で失敗し、78万2000ポンド（約1億6000万円）を失ったドリンクウォーター氏。先月には70パーセントの株式を保有するナイトクラブが、地主との賃貸契約更新をめぐる交渉が失敗したことで閉店するなど、セカンドキャリアの形成に苦労している様子が度々報じられてきた。

　そんななか、ドリンクウォーター氏はインスタグラムのストーリーズを更新し、現在は建設現場で働いていると告白。すると、一部のネットユーザーから攻撃的なメッセージが送られてきた模様で、ドリンクウォーター氏が公開した写真には、「ダニー、どん底に落ちたな」と嘲笑した言葉が。しかし、同氏はその後の投稿で、「こうしたメッセージのいくつかは振る舞いを改めるべきだ。私は現場で仕事をするのが好きだ！これは自分の選択だ」と強く反論している。