サウサンプトン指揮官、鮮烈デビューの菅原由勢を称賛「愛すべき人間で、才能あるフットボーラー」

菅原由勢

 サウサンプトンを率いるラッセル・マーティン監督が、今夏の移籍市場でチームに加わった日本代表DF菅原由勢を称賛した。クラブ公式HPが22日、同監督のコメントを伝えている。

 今月14日にオランダのAZからイングランドのサウサンプトンへの完全移籍加入が発表された菅原は、2028年6月30日までの4年契約を締結した。19日にはナショナルリーグ(5部)に身を置くイーストリーとのプレシーズンマッチに途中出場し、新天地での実戦デビューを飾る。それだけでなく、同試合の71分に右サイドから上げたグラウンダーのクロスボールでチームの5得点目を演出すると、78分にはボックス手前右寄りの位置から低弾道のミドルシュートを突き刺し、早速ゴールも記録した。なお、サウサンプトンは同試合を7-1で制している。

 サウサンプトンは21日よりスペインのジローナにてトレーニングキャンプを実施しており、現地時間24日にはボルドーと、27日にはモンペリエとのプレシーズンマッチに臨む。このキャンプの持つ価値について、マーティン監督は「昨シーズンは本格的なプレシーズンのキャンプを行っていなかったので、この遠征をとても楽しみにしているよ。プレミアリーグへの準備をする上で、非常に重要なものになる。暑い中ではあるが、大事な2試合に臨む予定だし、コンディションを高めていく期間としたい」と語った。

 加えて、同キャンプは既存戦力と新戦力の融合を図る上でも大事な時間となる。今夏の新加入選手たちの特徴に触れたマーティン監督は、そのなかで菅原にも言及。「彼は愛すべき人間で、その人柄は素晴らしい。加えて、非常に才能のあるフットボーラーでもある」と表現した後、「彼が見せた素早く、そしてスムーズな適応に、私は非常に感心している」と明かした。

「彼には多くのクオリティーがある」と賛辞を惜しまないマーティン監督は、続けて鮮烈なデビューを飾ったイーストリー戦における菅原のパフォーマンスも振り返った。「サム・アモ(・アメイヨー)へのボールの入れ方などは、後半に入って彼を大いに助けていた。彼は自分の前にいる選手が何を必要としているのかを理解していた。その姿は美しかったよ」と述べただけでなく、次のような言葉で褒め称えている。

「私は彼にワクワクしている。もちろん、まだまだやるべきことはたくさんあるさ。彼はここで異なるレベルに適応しなければならないし、ピッチ外の面でも、彼の家族が穏やかに過ごし、彼が幸せを感じられるよう、我々はサポートをしなければならない。ただ、間違いないのは、彼が素晴らしい戦力だということだ」

【ハイライト動画】菅原がサウサンプトンで鮮烈デビュー!

ジャンルで探す