4人獲得のミランは補強終了か…イブラ氏「チームは完成した。これ以上取る必要はない」

ズラタン・イブラヒモヴィッチ

 ミランのアドバイザーを務めるズラタン・イブラヒモヴィッチ氏が、今夏の補強戦略に言及した。17日、ミランのクラブ公式サイトがコメントを伝えた。

 3シーズンぶりのスクデット奪回を目指すミランは、今夏の移籍市場で4選手を獲得。スペイン代表FWアルバロ・モラタ(←アトレティコ・マドリード)、セルビア代表DFストラヒニャ・パヴロヴィッチ(←ザルツブルク)、ブラジル代表DFエメルソン・ロイヤル(←トッテナム)、フランス代表MFユスフ・フォファナ(←モナコ)を迎え入れた。

 17日に加入が正式発表されたフォファナの加入会見に同席したイブラヒモヴィッチ氏は、「チームは完成し、団結し、コンパクトだ。我々は満足している」と発言。予想外の出来事が起こらない限り、同選手が今夏の移籍市場で最後の補強となることを示唆した。

「我々はこれ以上選手を獲得する必要がない。この4人の新戦力によって選択肢は倍増したし、ミラン・フトゥーロ(※今季から発足しセリエCに参戦したU-23チーム)もある。監督を決める前から、彼らの獲得は目標だった。多くの大会が待ち受けており、誰も売る必要はないが、市場はまだ閉じていない」

 イブラヒモヴィッチ氏はさらに、「我々は選手たちの才能に自信を持っている。若いタレントをピッチに立たせ、プレーさせることを恐れない。我々は勝つためにプレーするが、未来を切り拓くことも恐れない。我々のチームはイタリアとヨーロッパのためのチームであり、現在と未来において競争力を発揮することでトップに返り咲きたい。我々はイタリアで頂点に立ち、ヨーロッパでも頂点に戻りたい。言い訳は不要。すべてのトロフィーのために競争し、戦うのみだ」ともコメント。中長期的な目線でチームを作り上げつつ、今季のタイトル獲得を目標に掲げていることを強調した。

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