マンU、フランス18歳“逸材”DFレニー・ヨロの獲得発表 ザークツィーに続き今夏2人目の補強

レニー・ヨロ

 マンチェスター・ユナイテッドは18日、リールからフランス人DFレニー・ヨロを完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2029年6月30日までの5年間。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は6200万ユーロ(約106億円)とされている。

 2023-24シーズンはFAカップを制覇したものの、プレミアリーグでは敗戦数と総失点数でクラブワースト記録を更新し、史上最低の8位に沈んだマンチェスター・ユナイテッド。守備面で不安定さを露呈したことや、元フランス代表DFラファエル・ヴァランが契約満了で退団したことを受け、今夏の移籍市場ではセンターバック(CB)の補強に乗り出していた。

 エヴァートン所属のイングランド代表DFジャラッド・ブランスウェイトやバイエルン所属のオランダ代表DFマタイス・デ・リフトへの関心が明らかになるなか、フランスの若き“逸材”と呼ばれるヨロの獲得に成功した。

 2005年11月13日生まれ、現在18歳のヨロはリールの下部組織出身で、2022年夏にトップチーム昇格。徐々に出番を増やし、最終ラインの主軸に定着すると、2023-24シーズンは公式戦通算44試合に出場し3ゴールをマーク。世代別のフランス代表にも名を連ねており、今夏のパリオリンピック2024(パリ五輪)に臨むメンバーからは外れたものの、U-23代表としてのプレー経験もある。

 マンチェスター・ユナイテッドは今年2月にイギリスの多国籍化学企業『INEOS(イネオス)』がクラブの株式25パーセントを正式に取得。フットボール部門の改革が着々と進められている中、ボローニャから獲得したオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーに続き、ヨロが今夏2人目の補強となった。

【ハイライト】フランスの若き逸材レニー・ヨロのプレー集

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