ウガルテ獲得を狙うマンU、PSGの要求額には応じず?…別のターゲットを模索か

マヌエル・ウガルテ

 マンチェスター・ユナイテッドがパリ・サンジェルマン(PSG)所属のウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテの獲得を断念する可能性があるようだ。5日、『スカイスポーツ』や『アスレティック』など複数のイギリスメディアが伝えている。

 2023-24シーズンのプレミアリーグでは敗戦数と総失点数でクラブワースト記録を更新し、史上最低の8位に沈んだマンチェスター・ユナイテッドは、今夏の移籍市場での戦力強化を画策。ボローニャの躍進に大きく貢献したオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーを推定4250万ユーロ(約70億円)で獲得し、複数のメガクラブが関心を寄せていた18歳のフランス人DFレニー・ヨロとは2029年6月末までの5年契約を締結した。

 センターフォワード(CF)とセンターバック(CB)の強化に成功したマンチェスター・ユナイテッドだが、ブラジル代表MFカゼミーロの去就が不透明となっていることから、守備的MFの補強も検討している模様。PSG加入初年度を終えたウガルテに関心を寄せ、すでに個人合意に達したとも報じられていた。

 しかし、現在マンチェスター・ユナイテッドは別のターゲットも模索しているようだ。報道によると、PSGは今夏のウガルテ売却を検討しているものの、移籍金として昨年夏の獲得時に費やした6000万ユーロ(約96億円)以上を要求しているとのこと。マンチェスター・ユナイテッドの評価額とは隔たりがあり、PSGが要求額を引き下げた場合には獲得に乗り出す可能性が高いものの、現時点で交渉は進展していないという。

 現在23歳のウガルテは母国のCAフェニックスでプロデビューを飾り、ポルトガルのファマリカンを経て、2021年夏にスポルティングへ完全移籍加入。同クラブでは公式戦通算81試合に出場し、在籍2年目は日本代表MF守田英正ともプレーした。昨年夏にはPSGへ移籍し、2023-24シーズンは公式戦37試合に出場し3アシストをマーク。2021年9月にデビューしたウルグアイ代表でも中盤の主軸として活躍している。

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