ヴァランがイタリアに滞在、セスク氏ら昇格組コモの関係者と会談か…ローマからも関心

ラファエル・ヴァラン

 2023-24シーズン限りでマンチェスター・ユナイテッドを退団する元フランス代表DFラファエル・ヴァランは、現在イタリアに滞在しているようだ。29日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が報じた。

 現在31歳のヴァランは、2011-12シーズンから計10シーズンに渡ってレアル・マドリードでプレーし、3連覇を含む4度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇や3度のラ・リーガ制覇を経験。2018年にはフランス代表の一員としてFIFAワールドカップロシア2018で優勝も果たした。2021年夏にマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したものの、負傷に悩まされて期待されていた活躍は披露できず、契約満了に伴う退団が決定していた。

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシらを擁するインテル・マイアミ(MLS)など、複数クラブがヴァランの獲得に名乗りを上げており、22シーズンぶりとなるセリエA昇格を果たしたコモもその一つ。また、ローマもベテランセンターバックの動向を注視しており、獲得の可能性を検討しているようだ。

 そんななか、ヴァランはコモからのオファーを検討するため、数日間イタリアに滞在している模様。報道によると、ヴァランは早速、ミラノでコモのインドネシア人オーナーと会食を行ったという。また、現地時間30日には、コモのアシスタントコーチを務める元スペイン代表MFセスク・ファブレガス氏とも話し合いを行うようだ。

 元フランス代表FWティエリ・アンリ氏が少数株主を務めるコモは、イタリアでも屈指の資金力を誇っており、スタジアムや練習施設の改装などハード面での進化に着手。また、元イタリア代表FWアンドレア・ベロッティをローマから完全移籍で獲得するなど、補強も順調に進めている。

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