“新9番”の獲得目指すミラン、ルカクのレンタルを検討?…ザークツィーとの交渉は難航か

ロメル・ルカク

 チェルシーからローマへレンタル移籍中のベルギー代表FWロメル・ルカクに対し、ミランが関心を強めているようだ。25日、『スカイスポーツ』や『ガゼッタ・デロ・スポルト』など複数のイタリアメディアが伝えている。

 チームを11シーズンぶりのセリエA制覇に導いたステファノ・ピオリ監督が2023-24シーズン限りで退任し、新シーズンはパウロ・フォンセカ新監督の下で再出発するミラン。6月末での契約満了とロサンゼルスFC加入が決定しているフランス代表FWオリヴィエ・ジルーの後釜確保が今夏の最優先課題となっており、ここまで複数のストライカーへの関心が報じられている。

 “トップターゲット”とされているのがボローニャ所属のオランダ代表FWジョシュア・ザークツィー。2023-24シーズンの公式戦で12ゴール7アシストをマークし、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献した23歳をスカッドに加えるべく、ミランはかねてから交渉を臨んでいる。しかし、代理人が要求する1500万ユーロ(約26億円)の手数料の支払いには難色を示しており、代替案として他の選手の獲得も検討しているようだ。

 候補の1人に挙がっているのが、セリエAでのプレー経験も豊富なルカク。2023-24シーズンはローマで通算21ゴールを記録した31歳のレンタル期間は6月末で満了となるが、保有元のチェルシーは今夏の売却を検討しているという。完全移籍ではなくレンタルでの獲得を希望するミランは、すでにチェルシー側との交渉を開始した模様。さらに近日中には選手サイドとの話し合いも予定されているようだ。

 なお、ルカクに対してはアントニオ・コンテ新監督が就任したナポリからの関心も報じられている。果たしてミランはオファーの提示に踏み切るのだろうか。各クラブの今後の動向に注目が集まる。

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