初タイトルへ新潟主将DF堀米悠斗「チームとしての足跡を残したい」「最高の笑顔で終えられるように」

フォトセッションに臨む名古屋のランゲラックと新潟の堀米悠斗(カメラ・頓所美代子)

 クラブ史上初タイトルがかかる新潟が1日、ルヴァン杯決勝(2日)に向けて会場の国立競技場で前日練習を行った。

 1999年のJリーグ参入から25年目で初めてカップ戦の決勝に進出。松橋監督とともに前日会見に出席した主将のDF堀米悠斗は「チャレンジャーとして思い切り名古屋さんにぶつかっていくだけ。僕たちは選手全員で来ています。メンバーに入った選手、入らない選手、色々な立場の選手がいるが、プロとして、全員で一体感を持ってプレーすることが大事。最高の笑顔で終えられるように、全員が戦うことが大事」と決意を口にした。

 決勝に向けて、新潟から東京に向けた上越新幹線の上りは午前中の便は指定席がほぼ満席。2度の増便が発表されるなど、当日は新潟サポーターが大挙してスタジアムをオレンジで埋め尽くす。17年に札幌から新潟に加入し、今季で在籍8年目を迎え、20年からは主将を務める堀米は「僕自身、J1からJ2降格などの経験もして、今この場に立てていることがすごく幸せですし、苦しい間も見捨てず、さらに強いサポートをし続けてくれたサポーターの皆さんには、本当にいい景色を見せてあげたいなと思っている。僕たちはサポーターのために、地域のみんなのために戦いたいと思います」と強調。今季はリーグ戦では16位と苦戦しているが、「アルビレックスは地域の人々、サポーターに支えられて成り立っている。そういう方々に最高の結果を届けてあげたい。リーグ戦では苦しい思いをさせてしまっているので、今季のチームとしての足跡を残したい」と頂点を見据えた。

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