シントトロイデンDF谷口彰悟がベルギー移籍後初ゴール…チーム今季初連勝に「みんな自信を持ってやれ始めている」

谷口彰悟

◆ベルギー1部リーグ▽第8節 ベールスホット0―3シントトロイデン(21日、オリンピック・スタディオン)

 ベルギー1部シントトロイデンの日本代表DF谷口彰悟が、敵地のベールスホット戦で移籍後初ゴールを決めた。

 6試合連続でスタメン出場すると、前半9分に左CKから味方選手がヘディングでつないだボールをファーサイドで右足で折り返し、味方のシュートが左ポストに当たったこぼれ球を右足で詰めて先制ゴールを奪った。今夏にカタール1部アルラヤンから移籍し、33歳で欧州初挑戦。加入後出場7試合目で初ゴールを奪い「セットプレーで取れましたけど、得点は毎回狙っています。チームとしても毎試合準備をして取り組んでいますし、今日は準備をした通りではなかったですけど、セカンドボールだったり、足を止めずに準備をした結果、自分が押し込むことができた」と納得の表情を浮かべた。

 後半40分にOGで追加点を奪い、同43分には途中出場のMF伊藤涼太郎が今季初得点を決めて、GK小久保玲央ブライアン、DF小川諒也、谷口、MF山本理仁、藤田譲瑠チマの日本人5選手がスタメン出場した一戦で今季初連勝を飾った。

 開幕から3分け3敗の状況でイタリア出身のラタンツィオ監督を解任し、今月5日にベルギー出身のマズー新監督が就任し、初陣となったルーベン戦(15日)で今季初白星を挙げてからチーム状態は上向きで「あきらかに雰囲気がよくなったというか、ずっと勝てない中で一つ勝てたことで、自信をつけた選手もたくさんいたと思うし、チームとしてもやっていることが結果につながる自信を得た前回のゲームだったので、その勢いで今回もいい準備をして、アウェーでしたけど乗り込むことが出来ましたし、みんな自信を持って今はやれ始めているかな」と手応え。次戦に向けて「チームが連勝で勢いに乗っていますが、もっともっと安定した戦い方ができるなという反省点も今日見てとれた。ただ、この勢いは崩したくはないし、次もしっかり勝って、3連勝できるように。そういう空気で、またいい準備をしていきたい」と見据えた。

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