ドジャース先発の山本由伸が3回5安打5失点で降板、失点に四球絡む…大リーグ地区シリーズ

 米大リーグ、ナ・リーグの地区シリーズ(5回戦制、3戦先勝方式)は5日、ドジャースとパドレスの第1戦がロサンゼルスのドジャースタジアムで行われており、ドジャース先発の山本由伸は3回5失点で降板した。

初回、マチャドに2ランを打たれた山本(手前)=AP

 初回、いきなり3失点のスタートとなった。先頭のアラエスにいきなり左翼線へのヒットを許し、捕逸と暴投で無死一、三塁のピンチから内野ゴロの間に先制点を許すと、一死二塁から4番マチャドにスプリットを左中間スタンドに2ランを運ばれた。

 低めの制球に苦しんだ山本。二回に大谷の同点3ランが飛び出したが、三回には二死一、二塁からボガーツに2点二塁打を打たれて追加点を許した。一回、三回の失点にはともに四球が絡み、ここでロバーツ監督は早めの継投を決断した。山本は3回で60球を投げ、5安打、5失点、1三振、2四球の内容だった。

 今季は18試合で7勝2敗で防御率は3・00。右肩の故障から9月に復帰後は28日のロッキーズ戦で5回4安打で勝ち星を挙げ、プレーオフに向けて調整してきた。

 チームはエースのグラスノー、今季11勝のストーン、そしてメジャー200勝左腕のカーショーら主力投手陣が故障で離脱する苦しい台所事情だ。山本は当初は6日の第2戦に先発予定だったが、今月3日になって、前倒しで第1戦になることを伝えられた。「初戦は流れを左右する。自分の実力以上のものを出すことができたら」とマウンドに登ったが、無念の降板となった。(デジタル編集部)

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