山本由伸が初回2ラン被弾などで3失点、ドジャースが追う展開に…大リーグ地区シリーズ

 米大リーグ、ナ・リーグの地区シリーズ(5回戦制、3戦先勝方式)は5日、ドジャースとパドレスの第1戦がロサンゼルスのドジャースタジアムで日本時間6日の午前9時半過ぎに始まった。

先発した山本=AP

 ドジャース先発の山本由伸が初回、いきなり3失点のスタートとなった。先頭のアラエスにいきなり左翼線へのヒットを許すと、低めの制球に苦しんでボール先行の苦しいマウンド。捕逸と暴投で無死一、三塁のピンチから3番プロファーの二ゴロの間に先制点を許すと、一死二塁から4番マチャドにスプリットを左中間スタンドに2ランを運ばれた。

 今季は18試合で7勝2敗で防御率は3・00。右肩の故障から9月に復帰後は28日のロッキーズ戦で5回4安打で勝ち星を挙げ、プレーオフに向けて調整してきた。

 チームはエースのグラスノー、今季11勝のストーン、そしてメジャー200勝左腕のカーショーら主力投手陣が故障で離脱する苦しい台所事情だ。山本は当初は6日の第2戦に先発予定だったが、今月3日になって、前倒しで第1戦になることを伝えられた。びっくりしたというが、「初戦は流れを左右する。責任を持って全力で投げたい。自分の実力以上のものを出すことができたら」とマウンドに登ったが、いきなりの3失点を背負うこととなった。(デジタル編集部)

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