ドジャースのフリーマンとは…大谷翔平らとMVPトリオ・3歳三男の難病で9試合欠場・妻は女優

 米大リーグのポストシーズンは日本時間6日、地区シリーズが始まった。ナ・リーグのドジャース(西地区1位)はパドレス(同2位)と本拠地で対戦。大谷翔平は1番指名打者でスタメンに名を連ね、山本由伸が先発のマウンドに上がった。現地時間9月26日のパドレス戦で右足首をねん挫したフレディ・フリーマンも3番一塁で復帰した。フリーマンとはどんな選手か。紹介する。(デジタル編集部)

ドジャースのフリーマン(9月26日)=AP

 今季のドジャースで、感動的なシーンの一つとして思い起こされるのが現地8月5日のフィリーズ戦。10試合ぶりに復帰したフリーマンが打席に向かうと4万8000人を超えるファンがスタンディング・オベーションで迎えた。欠場は、米メディアなどによると、3歳の三男マックス君の病状が悪化し入院したため。難病のギラン・バレー症候群で集中治療室(ICU)入りするなど命の危険にさらされていた。

 しかし、順調に回復したとのことで試合に復帰。その際に、大きな拍手でこのスターをファンが迎えたのだ。フリーマンは復帰初日、長い時間をかけて取材に応じた。そしてその後も変わらず活躍し、地区優勝に貢献した。

 フリーマンはメジャー15年目の35歳。2007年のドラフトでブレーブスに2巡目で指名された。10年にメジャーデビュー。20年(新型コロナでシーズンは60試合に短縮)には打率3割4分1厘、13本塁打、53打点でナ・リーグの最優秀選手(MVP)に選ばれた。22年にFAでドジャースに移籍。大谷、ムーキー・ベッツとの「MVPトリオ」の一人だ。

 最大の特徴はシュアな打撃。今季の打率は2割8分2厘にとどまったが、昨年までの8年間で7度、打率3割を記録。メジャー通算打率も3割に達している。

 家族は妻のチェルシーさんと3人の息子。チェルシーさんは米メディアによると、グラミー賞授賞式に参加したこともある女優だという。

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