ドジャースの2番打者、ムーキー・ベッツとは…大谷翔平「憧れるのをやめましょう」の一人

 米大リーグは日本時間6日、ポストシーズンの地区シリーズが始まった。大谷翔平と山本由伸が所属するドジャース(西地区1位)は、パドレス(西地区2位)と対戦。ドジャースの勝利のカギを握る一人が、大谷の後を打つMVPトリオの一角、ムーキー・ベッツだろう。ベッツとはどんな選手か紹介する。(デジタル編集部)

ムーキー・ベッツ(4月2日)=帖地洸平撮影

 身長1メートル75、体重82キロと、大男ぞろいのメジャーでは小柄で細身。ただ、パンチ力とスピードを兼ね備えたスーパースターだ。レッドソックスに所属していた2018年には、打率3割4分6厘で首位打者のタイトルを獲得、32本塁打、30盗塁と「トリプルスリー」も達成し、ア・リーグの最優秀選手(MVP)に選ばれた。

 外野手として6度、ゴールド・グラブ賞を受賞するなど、守備もうまい。今季は開幕当初から遊撃を守り、二塁手でも16試合に出場。後半は右翼を守るなど、万能な31歳だ。昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)には米国代表で出場し、日本との決勝の前に、大谷が「憧れるのをやめましょう」と始めたスピーチの中で、言及されるなど、大リーグを代表する選手の一人と言っていい。

シルバースラッガー賞の授賞式で大谷翔平(右)とともに笑顔を見せるムーキー・ベッツ(3月29日、ドジャースタジアムで)=帖地洸平撮影

 2021年から32年まで、12年総額3億6500万ドル(現在のレートで約543億円)の大型契約を結んでいる。

 「ムーキー(Mookie)」はニックネームで、本名はMarkus Lynn Betts。米メディアなどによると、ボウリングも名手で2017年のシーズンオフには世界大会の予選に出場し、300点のパーフェクトを出したことがある。

 メジャー11年目。通算5494打数、1615安打、打率2割9分4厘、271本塁打、831打点、1071得点、盗塁188。背番号50。

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