ベッツがPS29打席連続無安打「ベストは尽くしている」 本塁打性の当たりすら阻まれる不運

◆米大リーグ・地区シリーズ第2戦 ドジャース2―10パドレス(6日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が6日(日本時間7日)、地区シリーズ(3戦先勝)第2戦の本拠地・パドレス戦に「1番・指名打者」でフル出場し、先発したダルビッシュ有投手(38)に3打数無安打と抑え込まれるなど4打数無安打でドジャースも敗れ、対戦成績は1勝1敗となった。ダルビッシュは7回3安打1失点で勝ち投手になった。

 大谷が同点3ランを放つなど、10安打7得点で逆転勝ちした第1戦だったが、この日はわずか5安打で2得点。1番からの大谷、ベッツ、フリーマンのMVPトリオは3人あわせて10打数無安打で出塁すらなしと先発したダルビッシュを中心にしたパドレス投手陣に封じられた。

 長いトンネルに入っているのはベッツだ。昨年のポストシーズンの地区シリーズでは11打数無安打、1四球と急ブレーキ。3戦6得点で3連敗を喫し、“戦犯”の1人として名前が挙げられた。22年も14打数2安打でチームは地区シリーズ敗退だった。今年も第1戦は申告敬遠を含む3四球で2打数無安打。第2戦は、1打席目に左翼へ本塁打性の当たりを放つもスーパーキャッチに阻まれる不運もあって4打数無安打だった。22年の地区シリーズ第3戦の敵地・パドレス戦の2打席目から、ポストシーズンは29打席連続の無安打。18年MVPで、メジャー11年間の通算打率が2割9分4厘ながらポストシーズンで苦しんでいる。

 ベッツは「なんて言ったらいいのか分からない。ベストは尽くしている。だけどこれでは十分ではないと言うことだ」と言葉を絞り出していた。

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