大谷翔平がブルペンで手術後最多の30球、直球は最速149キロ…順調にリハビリ進む

 【マイアミ(米フロリダ州)=帯津智昭】右肘 靱帯じんたい 損傷からの投手復帰を目指す米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は18日(日本時間19日)、敵地マイアミでのマーリンズ戦前にブルペンで投球練習を行い、昨年9月の手術後では最多となる30球を投げ込んだ。座った状態の捕手を相手に、直球は最速93マイル(約149・7キロ)をマークした。

試合前にウォームアップする大谷翔平(18日、マイアミで)=AP

 キャッチボールはこれまで2日に1度のペースから、2日連続となり、今回は3日連続で行った。順調にリハビリを進め、徐々に段階を上げている。

 来季の投手復帰を目指してきた大谷が10月のプレーオフで登板することについて、ドジャースのロバーツ監督は13日、「実現する可能性は非常に低いが、ゼロではない」と話している。17日の試合後に大谷は「(登板は)わからない」と笑みを浮かべて語った。

 大谷は17日、自己最多を更新する48号2ランを放ち、メジャー史上初の「48本塁打、48盗塁」を達成。この日を含めてレギュラーシーズン残り11試合で「50―50」に到達できるか、米メディアを含めて注目が高まっている。

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