ドジャース、 本塁打攻勢で本拠地2連勝! 山本由伸が7回途中1失点の快投、日本人17年ぶり2人目のWS白星
LOS ANGELES, CALIFORNIA - OCTOBER 26: Yoshinobu Yamamoto #18 of the Los Angeles Dodgers reacts after striking out Aaron Judge #99 (not pictured) of the New York Yankees in the sixth inning during Game Two of the 2024 World Series at Dodger Stadium on October 26, 2024 in Los Angeles, California. (Photo by Harry How/Getty Images)
○ ドジャース 4-2 ヤンキース ●
<現地時間10月26日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースがヤンキースとのワールドシリーズ第2戦を制し、本拠地2連勝。先発した山本由伸投手(26)は7回途中1失点の好投を見せ、日本人投手17年ぶり、2人目となるワールドシリーズでの白星を手にした。
第1戦の大谷翔平に続き、日本人選手17人目のワールドシリーズ出場を迎えた山本は第1球で97.8マイル(約157.4キロ)、第2球でこの試合最速98.0マイル(約157.7キロ)とアクセル全開の立ち上がり。先頭打者トーレスへの四球から一死二塁とするも、3番ジャッジをスライダーで空振り三振、第1戦で本塁打の4番スタントンを一飛に打ち取り、立ち上がりのピンチを切り抜けた。
ドジャースは2回裏、優勝決定シリーズでMVPを獲得した5番トミー・エドマンがソロ本塁打を放って先制。ところが山本は直後の3回表、二死走者無しから2番ソトに同点ソロを被弾。カウント2-2から内角のフォーシームを右翼スタンドに運ばれ、この試合唯一の被安打が痛い一発となった。
それでも3回裏、二死からムーキー・ベッツが左前安打を放つと、3番に打順を上げたテオスカー・ヘルナンデスが左腕ロドンのフォーシームを右中間スタンドに叩き込み、今季ポストシーズン第3号2ラン。ワールドシリーズ初本塁打で再びリードを奪うと、第1戦でサヨナラ弾を放った4番フレディ・フリーマンもロドンのフォーシームを振り抜き、右翼スタンドへ2者連発。クリーンナップの本塁打攻勢で3点を勝ち越した。
再び援護を貰った山本は4回表からパーフェクト投球を披露。6回表には1番トーレス、2番ソトを続けて内野ゴロに打ち取り、最後は3番ジャッジをスプリットで空振り三振。7回表の先頭打者スタントンを二飛に仕留め、左打者が続くところでブルペン陣へバトンを託した。
その後、7回表を左腕アンソニー・バンダが締め、8回表を右腕マイケル・コペックが三者凡退。最終回には右腕ブレーク・トライネンが1点を失い、なおも一死満塁とピンチを招いたが、7番ボルペを空振り三振とし、最後は左腕アレックス・ベシアが代打トレビノを中飛に打ち取って逃げ切り。シリーズ成績を2勝0敗とし、日本時間29日から敵地ニューヨークで第3戦を戦う。
この試合の山本は6回1/3、86球を投げて1安打、2四球、4奪三振、1失点という投球。日本人投手としては2007年レッドソックスの松坂大輔、2017年ドジャースのダルビッシュ有以来3人目となるワールドシリーズでの先発登板を果たし、歴代最長イニングを投げ切る好投。ポストシーズン通算成績を2勝0敗、防御率3.86としている。
なお、「1番・指名打者」で先発出場した大谷は3打数ノーヒット。7回裏に四球で出塁するも、二塁への盗塁に失敗し、滑り込んだままベース付近で悶絶。スライディングの際に地面に着いた左腕を痛めたと見られ、トレーナーに左腕を抑えられたまま、ベンチ裏へ下がった。
10/27 12:09
ベースボールキング