ドジャース、4年ぶりワールドシリーズ進出に王手 大谷翔平が先頭打者アーチ含む4出塁4得点 山本由伸は5回途中2失点の粘投

NEW YORK, NEW YORK - OCTOBER 17: Shohei Ohtani #17 of the Los Angeles Dodgers celebrates while rounding the bases off a solo home run during the first inning in game four of the National League Championship Series against the New York Mets at Citi Field on Thursday, Oct. 17, 2024 in New York. (Robert Gauthier / Los Angeles Times via Getty Images)


NEW YORK, NEW YORK - OCTOBER 17: Shohei Ohtani #17 of the Los Angeles Dodgers celebrates while rounding the bases off a solo home run during the first inning in game four of the National League Championship Series against the New York Mets at Citi Field on Thursday, Oct. 17, 2024 in New York. (Robert Gauthier / Los Angeles Times via Getty Images)

● メッツ 2-10 ドジャース ○
<現地時間10月17日 シティ・フィールド>

 西地区王者ロサンゼルス・ドジャースがワイルドカード3番手メッツとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦に大勝。先発した山本由伸投手(26)は5回途中2失点の粘投。大谷翔平選手(30)は「1番・指名打者」でフル出場し、先頭打者アーチを放つなど4出塁の活躍を収めた。

 ドジャースは初回、大谷が先頭打者アーチを放っていきなり先制。今季10勝の先発左腕キンタナに対し、カウント1-0から甘く入ったシンカーを振り抜くと、打球速度117.8マイル(約189.6キロ)、打球角度22度の弾丸ライナーが右中間スタンドへ。2戦連発となるポストシーズン第3号の本塁打を叩き込み、松井秀喜氏に次いで日本人選手単独2位に浮上した。

 1点リードを持って登板した山本だったが、一死から2番ビエントスに同点ソロを被弾。それでも続く3番アロンソからイニングを跨いで4者連続奪三振を記録。2回までに5つの空振り三振を奪う上々の立ち上がりを見せた。

 同点で迎えた3回表、大谷の四球出塁から二死一、二塁の好機を作ると、4番トミー・エドマン、5番キケ・ヘルナンデスの連続適時打で2点を勝ち越し。好調打者の中軸起用が功を奏し、再びリードを奪った。

 再び援護を貰った山本は直後の3回裏、一死満塁のピンチで4番ニモを二ゴロ併殺打に仕留めるも、メッツ側のチャレンジで一塁アウトの判定が覆って併殺崩れの2失点目。さらに二死一、三塁とピンチが続いたが、ここは5番マルテを遊ゴロに打ち取ってリード死守。続く4回裏をこの試合初めて三者凡退に抑え、5回裏一死で降板。4回1/3、73球を投げて4安打、2四死球、8奪三振、2失点という投球でポストシーズン3度目の登板を終えた。

 ドジャースは4回表、一死から9番クリス・テイラーの安打、1番大谷の四球で一死一、二塁とし、2番ムーキー・ベッツの2点適時二塁打で追加点。6回表にも一死から大谷が四球を選ぶと、ベッツが今季ポストシーズン第3号の左越え2ランを放ってリードを5点に広げた。

 7回表には、ここまで3四球の6番マックス・マンシーが中前安打を放ち、単一のポストシーズンでは歴代最長の12打席連続出塁をマーク。続く8回表、ベッツがこの試合4安打目となる右前安打でチャンスを作り、エドマンの2点適時二塁打など3得点でメッツを突き放した。

 5回途中からバトンを受けたブルペン陣はエバン・フィリップス、ブレーク・トライネンの両右腕がともに回跨ぎで無失点とし、最終2イニングをルーキー右腕エドガルド・エンリケスが投げ切って敵地2連勝。シリーズ成績を3勝1敗とし、4年ぶりのナショナル・リーグ制覇、ワールドシリーズ進出に王手をかけた。

 この試合の大谷は3打数1安打、1本塁打、1打点、4得点、3四球、1三振という内容。今季ポストシーズン成績を打率.235、3本塁打、OPS.895としている。

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