ヤクルト・長岡、劇的サヨナラ打でリーグ単独最多159安打目 初の打撃タイトルへ「1打席1打席、ただ集中するだけ」


○ ヤクルト 5x - 4 巨人 ●
<25回戦・神宮>

 ヤクルトは今季初の5連勝。9回裏に「1番・遊撃」でフル出場した長岡秀樹内野手(23)が、劇的なサヨナラヒットを放った。

 ヤクルト打線は3-4と1点を追う9回裏、一死二、三塁の好機を作り、途中出場・松本直の二ゴロの間に、代走で出場していた三走・並木が俊足を飛ばし同点の生還(記録は二野選)。なおも一死一、三塁で続く長岡が、サヨナラとなる右前適時打を放ち歓喜のウオーターシャワーを浴びた。

 試合前の時点で阪神・近本と並びリーグ最多の157安打を放っていた長岡は、この試合5打数2安打1打点をマーク。同時刻に甲子園でのDeNAに出場した近本は4打数1安打1打点の結果に終わり、長岡はサヨナラヒットで単独トップの159安打目を記録した。

 負ければ最下位転落となる一戦で価値ある一打。長岡は試合後、お立ち台に上がり「(松本)直樹さんに決めてほしかったんですけど、いい緊張感を持って打席に入れました」と話し笑わせた。

 経験豊富な広島・秋山(156安打)も快音を重ねる中、初の打撃タイトルへ今季は残り3試合。「僕なんかがここまで数字を残せていますけど、1打席1打席、ただ集中するだけだと思いますので頑張ります」と意気込んだ。

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