「最高でした」大谷翔平が悲願の地区優勝&シャンパンファイト 宿敵との死闘制し「全員で勝ち取った」地区3連覇
LOS ANGELES, CALIFORNIA - SEPTEMBER 26: Shohei Ohtani #17 and Yoshinobu Yamamoto #18 of the Los Angeles Dodgers celebrate after winning the NL West Division against the San Diego Padres at Dodger Stadium on September 26, 2024 in Los Angeles, California. (Photo by Kevork Djansezian/Getty Images)
◆ 「チーム全員で勝ち取った勝利」
現地時間26日、ロサンゼルス・ドジャースが同地区2位パドレスに勝利し、ナショナル・リーグ西地区3連覇を達成。大谷翔平選手(30)は「1番・指名打者」でフル出場し、決勝打含む3安打の活躍。キャリア初の地区優勝に輝いた。
試合後、大谷は米メディアの取材に対して「本当に今日決めるんだという気持ちで球場に来ましたし、その通りになって凄く嬉しいです」とコメント。「ここで勝つことが目標であったので。シーズンの中でも重要なシリーズでしたし、みんなそこに向けての意気込みっていうのは他のシリーズよりも高かったんじゃないかと思います」と優勝の懸かった大一番を振り返った。
MLBで初のシャンパンファイトを終え、「最高でした。あと何回もできるように、今シーズンまだまだ頑張りたいと思います」と笑顔を見せた。ゴーグルをかけずに臨んだことについては「ちょっと痛かったです。今後に影響ないぐらいでやりました」と語った。
52,433人のファンが駆け付けた本拠地ドジャー・スタジアムでの今季最終戦で優勝決定。「僕らももちろん特別ですし、ファンの人には何より特別じゃないかなと思うので。そういう瞬間をホームを迎えることができて、ファンの人たちにとっても、僕たちにとっても最高だったと思います」と喜んだ。
シーズン終盤に好調を続けている要因を問われると、「打ち方どうのこうのっていうよりは、気持ちの打席が多かったかなと思うので。そういう意味ではより集中して試合に臨めたかなと思います」と分析。大谷は9月17日のマーリンズ戦から9試合連続安打をマーク。この間39打数22安打の打率.564、6本塁打、18打点を記録している。
7回裏の決勝打については「本当にヒットを打つことだけ考えて、他の打席でやることは変えずに、自分の打席に集中しようと思いました」とコメント。一死一、二塁で第4打席を迎えた大谷は2番手左腕スコットからしぶとく一二塁間を破り、決勝の右前適時打。過去8打数無安打の難敵を打ち崩し、塁上で感情を爆発させた。
最後に、今季159試合目まで死闘を繰り広げた宿敵パドレスについて問われると、「もちろん地区のライバルですし、強いし素晴らしいチームなので。そういうチーム相手に今日みたいな試合ができたのは何より大きいと思いますし、チーム全員で勝ち取った勝利だと思います」と締め括った。
この試合でドジャースは勝率リーグ2位以上が確定。12年連続となるポストシーズンは日本時間10月6日、本拠地ロサンゼルスでのディビジョンシリーズから開幕。短縮シーズンの2020年以来、162試合制では1988年以来となるワールドシリーズ制覇を目指す。
09/27 15:40
ベースボールキング