完封勝利目前で…好投も勝ちきれなかった戸郷翔征に谷沢氏「私は完封にこだわりすぎたと思う」と続投の阿部采配に苦言


◆ 「大勢で行った方が良かったかな…」

 巨人が広島に逆転負け。首位攻防のこのカードを負け越し、ゲーム差は再び2に広がった。

 巨人・戸郷翔征と広島・アドゥワ誠の両先発が互いに譲らぬ展開で進んだゲームは6回、只今売り出し中の19歳・浅野翔吾のタイムリーで巨人が先制。戸郷は広島打線に1点も許さぬまま9回のイニングへ上がったが、先頭の野間峻祥にサードの頭を越され出塁されると、犠打を挟んで小園海斗にセンター前に弾き返され土壇場で同点にされ降板した。この回は代わった大勢が締めたが10回、カイル・ケラーが1死から菊池涼介に四球を許し、代打の秋山翔吾に二塁打を打たれ1死二・三塁の大ピンチを迎える。上本崇司を打ち取りなんとか2死までこぎつけたケラーだったが、矢野雅哉にレフト前に運ばれ万事休す。巨人は痛い星を落とした。

 あと2人で完封の9回に同点とされた戸郷に対し、22日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した江本孟紀氏は「いや、もう完璧。もう軽く1-0で勝つかなと思ったけど、あんなことになるとはね」と唖然。但し小園海斗に打たれた同点打には「唯一勝負球のフォークが抜けた。ツーナッシングから勝負に行く気持ちもわかるんですよ。だけど、やっぱり打たれちゃいけない、でも逆にここで勝負決めてやろうというのがちょっとあってね。これはもうちょっと外しても良かったんじゃないかな」と結果的には3球勝負にこだわらなくてもよかったのではと解説した。

 もう一人の解説者の谷沢健一氏は「当然完封狙いで。ベンチも戸郷の気持ちを優先して行かせたけども、私は完封にこだわりすぎたと思う。だから9回の頭、阿部監督がマウンド上げる前に、ちょっとベンチで躊躇してた。だからそこは9回の頭から、結果論だけども大勢で行った方が良かったかなと思う。 ちょっとチームの勝ちを優先しなかった点を付け込まれた」と情が勝利には邪魔だったと持論を展開した。

 あと一歩で掴みきれなかった勝利。この1敗が阿部巨人の終盤戦にどう影響するのだろうか。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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