菊池雄星、アストロズへのトレード移籍が正式決定 2年ぶりワールドシリーズ制覇へ、球団初の日本人投手誕生

TORONTO, ON - JULY 3: Yusei Kikuchi #16 of Toronto Blue Jays pitches to the Houston Astros during the second inning in their MLB game at the Rogers Centre on July 3, 2024 in Toronto, Ontario, Canada. (Photo by Mark Blinch/Getty Images)


TORONTO, ON - JULY 3: Yusei Kikuchi #16 of Toronto Blue Jays pitches to the Houston Astros during the second inning in their MLB game at the Rogers Centre on July 3, 2024 in Toronto, Ontario, Canada. (Photo by Mark Blinch/Getty Images)

◆ アストロズが菊池雄星をトレード獲得

 現地時間29日、ヒューストン・アストロズがトロント・ブルージェイズとのトレードにより菊池雄星投手(33)を獲得したことを発表。日本人選手の所属は松井稼頭央青木宣親に続いて3人目。球団史上初の日本人投手獲得となった。

 菊池は2019年にマリナーズでMLBデビューを果たし、2022年から3年契約でブルージェイズに加入。昨季は年間通して先発ローテーションを守り、11勝6敗、防御率3.86、181奪三振とキャリアハイの成績をマークした。

 契約最終年の今季は開幕から22試合に先発して4勝9敗、防御率4.75、115回2/3を投げて130奪三振という成績。トロントでの最終登板となった現地時間26日のレンジャーズ戦は5回途中5失点の投球で勝敗付かず。シーズン序盤は防御率2点台を維持するも、6月、7月はともに月間防御率6点超えと低迷。現地時間6月11日の登板を最後に、直近8試合で白星から遠ざかっている。

 地区3連覇中のアストロズは最大12あった借金を返し、後半戦開幕からアメリカン・リーグ西地区の首位に浮上。現在55勝51敗で地区2位マリナーズとゲーム差なし。2022年にはシーズン二桁勝利の投手を5人輩出するも、うち3人がトミー・ジョン手術により長期離脱中。6月中旬からはジャスティン・バーランダーも負傷者リストに入っており、2年ぶりのワールドシリーズ制覇に向けて先発陣補強に動いた。

 アストロズは今季終了時まで菊池を保有することが可能。対価として今季デビューのジョーイ・ロペルフィド外野手、球団内9位有望株のジェーク・ブロス投手、同13位のウィル・ワグナー内野手の3選手をブルージェイズに放出した。

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