巨人、最多貯金8で前半戦折り返し 菅野6回1失点で8勝目、若林V弾含む3打点


● 中日 1 - 4 巨人 ○
<16回戦・バンテリンドーム>

 巨人は2試合連続の逃げ切り勝ち。今季最多を更新する貯金8で前半戦を折り返すことになった。

 打線は0-0で迎えた5回、先頭の5番・大城が左前打で出塁すると、無死一塁で6番・若林が会心の一撃。中日先発・松葉の初球チェンジアップを完璧に捉えた打球は巨人ファンで埋まる左翼席に飛び込む先制2ランとなった。6月24日に西武とのトレードで新加入した若林はこれが移籍後初アーチ。西武時代も含めると今季4発目となった。

 続く6回は先頭の2番・吉川が右中間突破の三塁打でチャンスメイクすると、続くヘルナンデスの右犠飛で3点目。その後も4番・岡本和、5番・大城卓の連打で一死一、三塁とし、続く若林の二ゴロが併殺崩れとなる間に4点目を加えた。

 先発の菅野は要所を締め5回まで無失点。4点リードの6回に中日4番・中田に左越えソロを浴びるも、6回5安打1失点の好投で救援陣にバトンを渡した。

 7回は2番手のケラーが二死満塁のピンチを作り降板するも、3番手の高梨が代打・福永を投ゴロに仕留め見事な火消し。8回もバルドナードが3四球を与え二死満塁のピンチを招きマウンドを降りたが、5番手の船迫が代打・中島を遊ゴロに仕留めゼロを刻んだ。

 9回は守護神・大勢が無失点で締め14セーブ目(1勝1敗)。6回1失点の菅野はリーグ2位タイとなる8勝目(2敗)を手にした。

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