【阪神】藤川球児監督、大山残留に喜び「タイガースの歴史が彼の気持ちを動かした」

岡田前監督(右)に功労賞の盾を贈る藤川監督(カメラ・岩田 大補)

 阪神・藤川球児監督(44)が30日、主砲の大山がFA宣言の末に残留したことに「タイガースの歴史が彼の気持ちを動かした。すごく強い、大きな駒が自分のところにある」と言葉をかみしめた。自身も直接出馬して熱意を伝えていただけに、喜びもひとしおだった。

 主に4番を担ってきた看板選手の打順を問われると、「ソフトバンクの近藤選手も4番ではない。じっくり煮詰めていきたい」と説明。近藤は5番でリーグ優勝&MVPに輝いた。大山も今季は得点圏打率3割5分4厘でリーグ2位の勝負強さを見せており、キーマンとしての5番起用をにおわせた。

 この日は大阪市内でのOB総会に出席。掛布新OB会長の就任に「若い世代を引っ張っていただける方。心強いです」と口にし、伝統を引き継いでいくことを誓った。(小松 真也)

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