【オリックス】阿部翔太が投手主将の決意「結果や取り組みで見せていきたい」50試合登板目標

契約を更改し、チームへの思いを語る阿部翔太

 オリックス・阿部翔太投手(32)が28日、大阪・舞洲の球団施設で契約交渉に臨み、1200万円減の年俸4800万円で更改した。来季から6年ぶりに主将制が復活し、投手主将を務めることが正式決定。今季17試合の登板にとどまった救援右腕は、硬軟織り交ぜた操縦をイメージした。

 「結果や取り組みで見せていきたい。自分にも余裕がなければダメなので」。酒田南、成美大時代に続く主将。球団の投手で肩書きを背負うのは、19年副主将の山岡以来となる。「普段はふざける時も多いですけど、(真剣に)やるときは会話もできている」。野手主将の頓宮、サポート役の宗と並行し、投手陣を束ねる。

 離脱者が続出した5月の宮崎遠征では、1軍リリーフ陣全員を食事に誘い、「今ここにいるメンバーで粘ってやっていこう」と呼びかけ、リーダーシップを発揮した。先輩、後輩問わず誰からも愛される最適任者。「1軍にいないと引っ張っていけないので」と、プロ5年目で初の50試合登板にも照準を定めた。(長田 亨)

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