ドジャース所属のプレミア12米国代表コーチ2人が大谷翔平のMVPを祝福「ふさわしい」「本当に特別」

◆ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 スーパーラウンド ベネズエラ5―6米国(23日・東京ドーム)

 プレミア12の米国代表でも三塁ベースコーチを務めているドジャース同コーチのD・エベル氏、ド軍ではGM補佐の米国代表ベンチコーチ、R・レネキー氏が23日、2年連続でMVPを獲得した大谷翔平投手(30)を祝福した。

 ベネズエラとの激闘を制した試合後に取材に応じ、日本時間22日にナ・リーグMVPを満票で受賞した大谷について言及。エベル氏は「大谷にふさわしい賞。全てを出し尽くして『50―50』を達成し、ワールドシリーズ制覇に貢献した。自分にとっては世界最高の選手と信じている。来年は二刀流をやる。翔平の家族、ドジャース球団にもおめでとうと言いたい」と祝い、開幕前には「巨額の契約で加入して、ファンからの期待は大きいが、『リラックスして自分を出せば、いいシーズンになるだろう』と言っただけだよ」という言葉を贈ったことを控えめに明かした。

 レネキー氏は「彼の今季の活躍は素晴らしかったし、ワールドシリーズでも私たちを助けてくれた。投球が全くできなかったにも関わらず、MVPを受賞したのは彼がどれほどの選手であるかを示している。彼は以前もエンゼルスで2度MVPを獲得したが、それは二刀流ができたから。今回のMVPは本当に特別。50本塁打、50盗塁を達成したのは信じられない。彼にはパワーがあるし、打てることも分かっていた。だが、彼が59盗塁もするとは知らなかった。驚きだ」と改めて驚嘆。今春は盗塁の助言を大谷にすることもあったが「彼は(打順は)2番でスタートしたが、1番に移っても打点でリーグトップを維持していた。リハビリ中で右肘の回復に取り組みながら、あれだけの数字を残せるなんて、本当に信じられない」と能力の高さを褒めたたえた。

 今季の大谷は54本塁打、130打点でリーグ2冠を獲得。日本人選手最多となる59盗塁と合わせて前人未到の「50―50」を達成し、DH専任では史上初のMVPを満票で受賞。リーグをまたいだ2年連続受賞も史上初だった。

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