大谷翔平、満票でMVP 2年連続3度目 指名打者は史上初の快挙

10月5日 地区シリーズのパドレス戦で、同点3ラン。ポストシーズンでは日本選手12年ぶりの本塁打だった=米カリフォルニア州ロサンゼルス、小林一茂撮影

 大リーグ・ドジャースの大谷翔平(30)が21日(日本時間22日)、ナショナル・リーグの2024年シーズンの最優秀選手(MVP)に満票で選ばれた。昨秋に右ひじを手術したため今季は指名打者(DH)に専念し、史上初の50本塁打、50盗塁を達成するなど、打撃と走塁で高いパフォーマンスを見せて本塁打王と打点王のタイトルを獲得。守備につかないDH専任のMVP受賞者は史上初めて。

 大谷はアメリカン・リーグのエンゼルスに在籍した2021、23年に満票でMVPに輝いており、3度目の受賞は歴代2位タイ(1位はバリー・ボンズ=ジャイアンツなど=の7度)で、3度とも満票での選出は史上初。ア、ナ両リーグでの受賞はフランク・ロビンソン(1961年にレッズ、66年にオリオールズ)以来2人目で、異なるリーグでの2年連続受賞は史上初の快挙となった。

 大谷は「ドジャースの一員として、代表してもらったと思っている。それぐらい、みんなでつかみ取った(MVPだ)」と受賞の喜びを語った。

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